◆山口県 下関 壇ノ浦~唐戸

 平成29年02月20日

霧雨ミストが頬に眼鏡にまとわる午後三時
ホテルのチェックインには少々早い

デイバックの中には一目惚れで買ったAbuガルシアロッド



仕舞42㎝の渓流トラウトロッド
このサイズならバックに入れても何ら邪魔にならない

そもそも今回の釣り旅は観光9割9分
移動手段も電車とバスと脚
だから身軽で動き回れるのが一番

トボトボ歩く先に関門橋が見えるがそれ程遠くない
雨に濡れ 歩き始めて20分

橋の手前にタケノコメバルが釣れる壇ノ浦漁港がある




その名の通り平家一門が沈む壇ノ浦に佇む小さな漁港

激流の海峡から身を休めるため根魚が湾内に潜んでいる
…はずなのにアタリがない

テキサスリグで海底を丁寧にさぐりまくるが無反応

ものの3・40分でフィッシングアウト

来た道を20分かけて戻りホテルに入館

ベッドに身を投げ出すとすぐに眠ってしまった



翌朝 夜明けからリベンジ
冬の晴れ間 雨の心配は全くない

ワームには無反応だったので、青ケブを用意した

そう、昨夜 ひと眠りした後、バスに乗って閉店間際のポイント新下関店へ活き餌を仕入れに行った(ついでに居酒屋で絶品の瓦そばを食す)

これで一投目から釣れるだろうと仕掛けを足元に落とし込む

が…無反応
なんで?

潮が悪いの?仕掛けが悪いの?新しい竿が悪いの?
(決して腕は悪いと思っていない)
ものの3・40分でフィッシングアウト

来た道を20分かけて戻り唐戸市場に入館

朝早くから営業している2階の食堂に入って店の冠名がつく1600円の定食をたのんだ

メインはフグのから揚げだが、添えられていたイカやブリ等の刺身4種盛り これが美味い!

実に美味い!昨日食べた湯引き・てっさより断然美味い!

つぎ下関に来たらフグより間違いなく海鮮モノだね



さて、2日目は萩へ行く予定だが、まだ時間がある

と、なるとフィッシング!

唐戸市場の、目の前の波止で竿を出した

仕掛けは3号ラインを巻いたミチイトにゴム管を通し
下記のようにオモリを遊動にした
  
壇ノ浦漁港より深い

外向きの足元に仕掛けを落とし、落下防止のチェーンに立てかけた

ピクピク ググググッ~

初めての魚信

このロッド 感度良過ぎ!

関門のファーストフィッシュが現れた

20㎝ほどの綺麗なアイナメ

狙いのタケノコメバルじゃなかったけれど ちょっぴり満足

今度はいかにも釣れそうな泡立つ内向きの護岸との角に仕掛けを落とす

ピクピクもなく 一気にググググッ~

ほら来た 

さっきより大きなアイナメ24㎝

これで十分 ものの15分で終了

以上が今回の釣りのすべて



あとは 山口ひとり旅

竿をバックに仕舞い、巌流島へ渡る


ローカル電車で萩・松下村塾に向かう




最終日は萩の城下町を散策し


於福なる山中の無人駅で下車しローカルバスで揺られ30分 秋芳洞へ行った

日本で一番大きく有名な鍾乳洞

さすが!の一言

何万年かけて作られた自然の造形美に圧倒される

洞窟の中に流れる清んだ川

「サカナは居らんのかなぁ?」と川を覗き込むひとりのおっさん

その背中のバックにはロッドが入っている。