◆長野県下伊那天竜川水系

 平成29年04月28日

南信州の山里に百花繚乱の春がやって来た

この陽気に誘われ4月13日竿を車に積んで釣りに向かった

中央アルプス鳥帽子岳を源とする松川

上農道から川面につながる駐車場を見つけ車を止める


久々にウエーダーに足をとおし川に入いる

午後からだと太陽が正面に来て川面がギラつき釣りづらい

川上に上って行くのがセオリーだが、グラサンもしていないし何しろ眩しい

こういった場合は下りましょう。

農道橋の下で小さなミミズを流すと初めてのアタリ

ここでエサをイクラに変え同じポイントに流す

小さな玉ウキが流れで出来た渦の中に消えて行く
(※仕掛けは豊丘村ワンドの延長で玉ウキのまんま。ハリもフナ針のまんま)

ここは食い込むまでじっとがまん

クククッ

よしここだ!竿先を上げる

引きも重みもない

手の中に収まったのは10cmも満たない小さなアマゴ

移住して最初のアマゴちゃん

可愛い~


しかしエラから血を流している。申し訳ない…

アタリを送り込ませ過ぎた

その後しばらく釣り続けるがアタリがなく、ミミズを入れた餌箱を川に落とす

プカプカ浮かんで流れてゆく餌箱を見送り、これが潮時と竿を納めた。



それから2週間経った 4月28日

釣りに行きたいが花見に畑仕事と大わらわの4月

今日も午後から町に行く予定なれど天気は最高(渓流釣りには不向き)

昨日、高速側溝でミミズも確保している
午前中の10時から1時間だけでも釣りしよう

松川片桐ダムで工事をしているのを前日確認
だから上流部に行くほど濁りがある。

他の川を探しにうろうろするが、結局松川の児童公園に行きつく


JR飯田線より下流のこのポイントではアマゴ・イワナは無理だがハヤやカワムツが遊んでくれだろう
今日はそれで十分

ミミズを前回の使用していた仕掛けのフナ針に刺して2流し目、アタリがあったような…

同じポイントに三流し

目印に魚からのシグナル

早合わせは禁物

竿を持つ手に魚信が伝わるが更に竿先を送り込む

よしっ今だ!

水流に荒あがう魚体が見えた

ん?何やらハヤやカワムツじゃないぞ

川面を割ったのは…この下流域では釣れないと思っていたアマゴちゃんやおまへんか

それもちょっと良形

薄ら銀化して、朱点がオレンジ色


ただ今回のアマゴも針を飲み込みエラから出血
カエシのあるフナ針じゃこうなるのも致し方ない

キープする気はなかったけれど、ちゃんと持って帰って頂こう

小石を囲んでプールを作り放つ。

腹を上に向けて浮かんでいる。やっぱりダメだ。

そうなると、もう一匹釣りたい。
一匹だけ持ち帰っても家族分の食材とはならない。

一つ上の堰堤に向かい竿を振ったが2投目に根掛かり。

こりゃダメだ。終了時間も近づいている

実釣30分の渓流釣りになってしまったけど、歩いてでも来られるのだからまた来たらよいかと竿を仕舞う

キープしたアマゴは車内にあった新聞紙にくるんで持ち帰った

ものの3分で帰宅。ホント近いって便利。

さて、持ち帰った一匹のアマゴ
2年前初めて釣ったアマゴは塩焼きで食した。
脂も無くあっさり過ぎて美味しいとは思えなかった

そこで今回はムニエルにしてみた

するとどうだ。淡白な身にバターの風味が絡みめちゃ美味い!

二枚に下ろして皮も引かんとフライパンで料っただけ

熱が伝わると皮側より、開いた身の部分が少し硬くなって食感も良い

これは釣り人しか食べられない食材だ

次回も20㎝オーバーなら躊躇なく持ち帰りしよう
こんな近所で渓流釣りできることに感謝。