◆長野県上伊那与田切川

 平成29年06月03日

これだけ釣れないんなら、前回 初めてイワナを釣った与田切に行って、悪い流れをリセットしてみよう

ただし今日は土曜日

千人塚から入山してゆくと…

やっぱり釣り人がいる  それも4、5人

前日までの雨も上がり、暖かくなると釣り人が現れる

そもそも10時頃に渓流釣りにやって来るってのが問題かもね

さて前回の発電所下のポイントは…
よっしゃ!誰も入っていない

雨の影響であのクリアな水が濁っている
なのに水量は前回より少ない

1.5号の水中糸に、ポケットに入っていた8号位の大きな渓流針仕掛けをチチワで結び、3Bのオモリを装着
針の大きさに合わせビッグサイズのミミズを刺し、壁際に打ち込んだ



無反応・無反応・無反応

何度か打ち込むが、ここにはサカナが居てないようだ


次は本流に仕掛けを入れ、流れに乗せてみる

無反応・無反応・無反応

ダメだ

場所を換わろうと、仕掛けが水中に入ったまま橋の下を移動

すると目印が目視できない深さで 突然の魚信!

来た!
移動する際、ラインがスラッグし、自然に糸を送り込んだみたい

右腕を返すと水面にイワナが現れた

今日はランディングネットを持参している

背中のネットを手にかけ、まごまご

ポチャン…

ありゃりゃ…
最初の一匹を逃がす



これをきっかけに目印をいっきに上にあげた
針から2m めっちゃ深いんですけど

でも、これでまたアタリがあった

十分送り込んだつもりだったが、大きなミミズをしゃぶられただけ

それから数投   
本流の深みでまたもアタリ!

先程よりも糸を送り込み、しっかり針を食い込ます

5秒・10秒・20秒   我慢に我慢して竿を上げた

ググググッー

うん 今度はOK!

念のため、もう一度合わせを入れ、サカナの引きを楽しむ

タモを使わず足元に引き摺り込んだ

大きなミミズにアタックしてきたのは綺麗なイワナ23cm

大きな針をしっかり飲み込み、針を外すのに時間を要す



大針&デカミミズに感触を得て、餌箱の中の一番大きなミミズを選び同じポイントに仕掛けを送り込んだ

またも
ヒット!
ただ今度はミミズが大き過ぎたようでバイトに至らず、瞬時にフックオフ

釣れた同じポイントでアタリが出たのは初めて
ここにはまだイワナが居るぞ!

頭の中は、たくさんのイワナがこの淵の中で渦巻いている
そんなイメージだったが、それ以降アタリは出なかった



さて、上流には進めないので川を下って行こう

決して無理をせず、水中の足場を確認しながら下って行く

20mほど下った所に大きな石
それにぶつかり二手に分かれ再び合流するポイントに仕掛けを流す


数度目  目印が動いた

手に感触がないが、サカナが餌を咥えたはずだ

少し糸を弛ませ様子を見る

すると再び目印が動き、手に魚信が伝わってきた

ここで竿をあげる

ググググッー
よっしゃ いただき!

水面からなかなか姿を現せなかった元気な二匹目のイワナはレギュラーサイズの24cm

さらに下るが 以降アタリは出ず、この発電所下流域を切り上げた



車で、ほんの少し上流の三段堰堤に向かう

ここにも車は止まっていない  ラッキー

最初に一番高い大きな堰堤を攻めるが、落ち口が大き過ぎてポイントが絞り難い

2番目3番目の堰堤は釣れそうな感じがせず、そこから流れ下る良さげなポイント数ヶ所に竿を入れて行く

今まで根掛かりは無かったが、ここに来て頻発

大針仕掛けは無くなり、ハリス0.6号とイワナ6号針の組合せにチェンジ

水深がないので目印は矢引きに戻し、ミミズも小ぶりなモノを刺す

正午 頭上の太陽が身を刺し、根掛かりに苦戦

だんだん釣れる気が無くなってきた頃だった

二つの流れが合流するポイントで突然のアタリ

右手一本だけじゃ心もとない
左手を添えて抗うサカナとやり取り 気持ちいいー

現れた三匹目のイワナは25cm
精悍な面構えの立派な魚体
これにて目標 1日3匹達成

餌が少ない源流域に棲息するイワナは貧欲で、居れば釣れる感じだ

ただ、簡単やと思ったらあかん
アマゴがそうだったように、分かれば分かるほど難しくなるのが釣り
事実、キスもアオリもそうだった

釣りは子供の頃からの愉しみ
これからも奢るこよなく、謙虚に渓流釣りを楽しもう