◆奈良県大和郡山大和川

平成29年06月06日 

「ライギョはあっちの橋ですね」

若いフライマンが教えてくれた

やっぱり、情報は確かなようだ

事実こちら側では、バスとナマズしか釣ったことがない

川下がライギョポイントだとわかっているが、車を止める場所が見当たらないし、川辺が草ボーボーで川へ下るルートも分からない

そんな理由で、橋の向こう側で竿出ししたことがなかった



さて、この場所ではもう2時間はライギョを狙って釣りをしている


釣り方は二通り

ノーマルなルアーフィッシングとマニアックな餌釣り

餌釣りのエサに関して、当初は小さなギルを考えていたが、ライギョにも断然ミミズが良いとの情報を得て元気なミミズを用意

見えライギョなら口元にミミズを持って行ってやると高確率で釣れるらしい

ただ、見えライギョなんてそんなにうまいこと見つけられない

だから投げ竿にセルウキとデカイ針を付け、ミミズを房掛けにして適当に投げ込むだけ

そしてルアーで攻める
そんな二本立てでライギョ釣りをスタートさせた


俺のテンションは高いがサカナの活性は低い

一度 ウキが川面を滑った
そう 滑るだけで決して沈みはしない

リールを巻くとなにやらサカナが付いてくる
小さなコイかフナのようだ

あと2・3mというところで すっぽ抜け

そして ルアーはシュリンプでワンバイトのみ
釣れる雰囲気が全くない2時間だった



そんなときに現れたのが先出のルアーマンと彼の助言だった

時刻は19時前 さっさと釣れない竿を片付けて、暗くなる前に下見に行こう

釣り場に戻り、動かないウキを見ていたら…

動いた…!?

さっきのコイかフナのアタリみたいにゆっくり動いている

そして真っ赤な発砲ウキがねずみ色の水の中に消えた

さっきの事もあるので、しっかり合わす

が、手ごたえがない 

でも、サカナは付いている

もちろんライギョなんかじゃない

なんじゃ?

えっ!え?

ウナギやん!


汚い川 日本一に輝いたことのある大和川

最近は綺麗になって、斑鳩町で鮎の遡上が確認されているが、やはり臭い・泥の川

いくら天然のウナギでも決して食べとうございません
(しっかり泥を吐かせて食べる御仁もいてるが)

でもって、ウナギのネバネバと泥が相まって袖がベトベトで臭いがな


これを機に完全撤退




急ぎ移動だ そして橋向のポイント下見だ
ちょっと進むと右側に駐車スペースがある

CR-Vを止めた後にすぐ軽自動車が停車

橋下のポイントに着いたら、軽自動車の兄さんがルアーロッドかかえてやって来た

「こんにちは バスですか?コイですか?」

「いや ライギョ狙ってるんですわ」

「ライギョですか  今朝、そこの浅場に見えライギョが居てましたよ」

えっ! それは素晴らしい情報やないの
橋があって、葦が生えてて、止水域が存在する
やっぱりこの周辺がライギョのポイントなんだ

「長靴やったら中州に渡れますよ」

 
×××は実際に釣ったポイント
 

見た目はちょび髭を蓄えた五分刈り・金のネックレス姿の兄ちゃんですが、何から何まで親切な助言 恐縮です

これで明日が楽しみだ!



で、翌日午前5時

昨日目撃したという止水域を覗くが、見えライギョはいない

コイが跳ねるだけ

近畿地方は本日梅雨入り 薄ら雨

幸い、橋の下なので濡れることはない
そしてアタリも雰囲気もない
大切なルアーにスピナーべイトもロスして手元にない

昨日と同じスタイルで釣るがやっぱり中州に渡らなければフィールドが狭い

前回大和川に来た時、次はウェーダーが必要だなと思っていたが、ひと月以上も経つと完全に忘れている

こうして文字で残しておくと忘れないかもね

そんな 下見したあとの再下見

再々下見はしたくねぇー