◆長野県上伊那与田切川

 平成29年07月09日

食欲旺盛なイワナを与田切川に釣に行った

アマゴもイワナも警戒心は強いが、アマゴの釣れる里川よりもイワナの生息域は餌は少なく、食べられそうなモノが流れてくれば何でも貧欲にがぶりつく

そんなイメージがイワナにはある

だからイワナが居るところに餌を流せば、簡単に釣れる――――と、今は思っている

与田切キャンプ場に車を止め、最初はアマゴを狙ってみる

川はやっぱり増水していて、水の中を進んでゆくのも危険をはらみ、流れも強くポイントが絞りづらい

高速道路を越えて最初の小さな橋まで300mほど探って行ったがなんら魚信は無かった



車に引き返し、乾いた喉を麦茶で潤し、本命のイワナを狙うべく再スタート

地道を1.5㎞走り御座松キャンプ場に

ここは尺イワナを釣った落込みがある

その淵に向かって沢を登るが、水量は多く流れは強い  

岩は斜めっていて苔が生え、倒木も滑っている

崖道は狭く、その下は深い淵

尺イワナを釣った落込みが見えてきたが、これ以上の登攀は無理  ここは引き返す勇気が大切

仕方なく、途中にあった深い淵の岩上に腰を下ろし、竿を伸ばした

流れも強く深いポイントなので3Bのカミツブシの上に2Bを付けてみた

これが渓流釣り初心者の浅はかさ
流れに揉まれ二つのカミツブシと針が絡まること2回

こりゃダメだと3Bひとつでハリスを結び直す

ハリスは0.6号、それにイワナ用にキジスペシャル7号を結び、地堀りのミミズを刺す

これを大きな流れに乗せ、深目を流すとすぐさまアタリが出た

合わせることもなく向こう合わせの引きに耐える

久々の大物の引き

竿が大きく曲がり、糸が右へ左へ走る

腰をおとし、左手を竿に添え、引きを愉しむ

このイワナの引き たまりません!

ランディングネットですくおうとも考えたが、後方に砂地がある

ネットを使うより安全と判断してそのまま抜き上げ、後ろの砂場に取り込んだ

バタバタ暴れるのは思っていたよりも小型の23㎝

ただ、元気なこと 元気なこと

飲み込んだ針を外そうと口の中から針を抜いたが、まだ糸が口の中

なんで?

よく見ると口の中にはもう一つ針が刺さっている

それが私の針で、先に抜いたのは別の釣り人の針

何度か針付きカレイを釣ったことがあるが、渓流魚でもそんなことがあるんだね

一度針に掛かってんから気ぃつけなあかんでぇ

さらに続けて同じ場所で釣り続けてる

流れの深い川底から仕掛けを抜こうと川上に竿を抜く

すると、斜めに引かれたライン先のミミズにイワナが突然アタック!

ガツンと手に衝撃を残しただけで水底に身をひるがえしたイワナ

動くエサに反応し迫って来た

そこで、今と同じように仕掛けを流し、深い底から斜めにラインをゆっくり引いた

クククッ  えっ!?のっけから?

引きは弱いがサカナだ!

15㎝ほどのチビイワナが釣れた

こんなパターンもあるんだ

時刻は12時半
気温は30℃を超えている

今日はこれまで

この与田切川でイワナを狙ってハズレた事がない

次回は今日の事をふまえてルアーかな?




さて貧欲に何でも食べるイワナちゃん
ほら、腹の中から青と緑のカナブンが出てきたよ