◆長野県上伊那与田切川
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食欲旺盛なイワナを与田切川に釣に行った アマゴもイワナも警戒心は強いが、アマゴの釣れる里川よりもイワナの生息域は餌は少なく、食べられそうなモノが流れてくれば何でも貧欲にがぶりつく そんなイメージがイワナにはある だからイワナが居るところに餌を流せば、簡単に釣れる――――と、今は思っている 与田切キャンプ場に車を止め、最初はアマゴを狙ってみる 川はやっぱり増水していて、水の中を進んでゆくのも危険をはらみ、流れも強くポイントが絞りづらい 高速道路を越えて最初の小さな橋まで300mほど探って行ったがなんら魚信は無かった 車に引き返し、乾いた喉を麦茶で潤し、本命のイワナを狙うべく再スタート 地道を1.5㎞走り御座松キャンプ場に ここは尺イワナを釣った落込みがある その淵に向かって沢を登るが、水量は多く流れは強い 岩は斜めっていて苔が生え、倒木も滑っている 崖道は狭く、その下は深い淵 尺イワナを釣った落込みが見えてきたが、これ以上の登攀は無理 ここは引き返す勇気が大切 仕方なく、途中にあった深い淵の岩上に腰を下ろし、竿を伸ばした ![]() 流れも強く深いポイントなので3Bのカミツブシの上に2Bを付けてみた これが渓流釣り初心者の浅はかさ 流れに揉まれ二つのカミツブシと針が絡まること2回 こりゃダメだと3Bひとつでハリスを結び直す ハリスは0.6号、それにイワナ用にキジスペシャル7号を結び、地堀りのミミズを刺す これを大きな流れに乗せ、深目を流すとすぐさまアタリが出た 合わせることもなく向こう合わせの引きに耐える 久々の大物の引き 竿が大きく曲がり、糸が右へ左へ走る 腰をおとし、左手を竿に添え、引きを愉しむ このイワナの引き たまりません! ランディングネットですくおうとも考えたが、後方に砂地がある ネットを使うより安全と判断してそのまま抜き上げ、後ろの砂場に取り込んだ バタバタ暴れるのは思っていたよりも小型の23㎝ ![]() ただ、元気なこと 元気なこと 飲み込んだ針を外そうと口の中から針を抜いたが、まだ糸が口の中 なんで? よく見ると口の中にはもう一つ針が刺さっている それが私の針で、先に抜いたのは別の釣り人の針 何度か針付きカレイを釣ったことがあるが、渓流魚でもそんなことがあるんだね 一度針に掛かってんから気ぃつけなあかんでぇ さらに続けて同じ場所で釣り続けてる 流れの深い川底から仕掛けを抜こうと川上に竿を抜く すると、斜めに引かれたライン先のミミズにイワナが突然アタック! ガツンと手に衝撃を残しただけで水底に身をひるがえしたイワナ 動くエサに反応し迫って来た そこで、今と同じように仕掛けを流し、深い底から斜めにラインをゆっくり引いた クククッ えっ!?のっけから? 引きは弱いがサカナだ! 15㎝ほどのチビイワナが釣れた こんなパターンもあるんだ 時刻は12時半 気温は30℃を超えている 今日はこれまで この与田切川でイワナを狙ってハズレた事がない 次回は今日の事をふまえてルアーかな? さて貧欲に何でも食べるイワナちゃん ほら、腹の中から青と緑のカナブンが出てきたよ ![]() |
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