◆長野県飯島町与田切川

 平成29年09月14日

秋野菜の準備や夏の雑草刈りで川へは久しく行けてなかった

週末は台風も来るようだし、ここいらで秋の渓流に行ってみよう

エサのミミズは畑でキープしてある

餌箱にそのミミズを10数匹入れ、清流苑のポイントに向かったのは午前10時

久しぶりに川へ降りるとその水の綺麗なこと

水量も申し分なく、天気も快晴

こりゃ釣れるな と、この時点では確信していたが…結果はワンバイトのみ

まったく釣れる雰囲気が無くなった

そして久々の渓流釣りということで仕掛けロスがたびたび発生

上手にエサが流せない

ちょっとのお休みでこれだけ下手になったちゅうのは、まだ渓流釣りを体得できていなということだろう

あかん あかん…




松川アマゴにふられた後は、お決まりの与田切川に移動

下キャンプ場からオフロードで上キャンプ場に向かい デカイ岩魚を軽ーく釣る戦略だ

ところがキャンプ場手前の鉄条門が閉まってる

ありゃりゃ
ぐるっと廻るのはめんどくさい

途中、上手いこと川に向かう細い藪道を発見し分け入る


土手の藪中から川を見渡すと、上流に大きな三段堰堤がみえる

手前の淵には、これ以上は沢を上れない魚がワンサか居るはずだ
ウェーダーに履き替え堰堤下に向かった

右角に近づき2・3度流れをチェックしたあと、鉄カゴ横の白く泡立つ落ち込みに仕掛けを入れた


するとのっけから目印が右に左に
素人でもわかるはっきりしたアタリ

竿を立てるとガッツリ乗った

重量感ある引きに大物と確信

ハリスは0.6号 大丈夫だ

水面に背を出したソイツは狙いのデカイ岩魚

あっ、ネットを車の中に置いたままだった

冷静に周囲を見渡すと右になだらかな砂地がある

ゆっくりとサカナをそちらへ持って行き、無事陸上げ

足元に横たわる大きな魚体

あれっ?岩魚?なんか違うぞ?

ニジマスのようだが虹が架かっていないような…

とりもなおさず40cm近い獲物をカメラで撮りまくりバックに納めた

 
(こうして後で確認すると紛れもなくニジマスやん)

 


次に堰堤の左側に移動

ここだというポイントに仕掛けを落とし込むが反応がない

より右岸に近いポイントに仕掛けを入れると…当たった!

先ほどの重量感は無いが小気味良い渓流魚の引き

20cmほどのイワナが糸をキュンキュン引っ張る

さぁどこに引き上げる?

あれっ何処もない

抜き上げたイワナを胸でキャッチ

安全な場所に移動してイワナをまじまじ観察

ん?イワナと違うぞ…

黒斑点が散らばってる小さな尾びれを見て納得

やっぱりニジマスやんか

そう、さっきの大きなのもニジマスだ

与田切川でニジマスが釣れるという前知識が全くなかったが、キャンプ場でニジマスつかみ大会等も行われているやろうし、天竜川での放流もある

ここまで登ってきても何ら不思議ではない

北海道でネイティブニジマスを釣った時は感動したけど、本州じゃ自然繁殖できない魚種

なんとなく嬉しさも半減

でも、持ち帰って腹を裂くと胃の中から大きなバッタの脚や、まだ消化されていない色鮮やかな毛虫が出てきた

噂に違わぬ貪欲な食生
結構ネイティブなニジマスでもある

その綺麗な白身のニジマス
もちろんムニエルで美味しく頂戴しました
ごちそうさま