◆岐阜県中津川 付知川

 平成29年09月25日

中津川ICから木曽川を渡り北へ25㎞
美濃と飛騨の国境に付知川は流れている


学生時代の後輩・シローの故郷
その彼が、鮎が手づかみで獲れると自慢していた付知川

大阪の汚い川しか知らない私にとって、鮎が手でつかめる川ってどんだけ綺麗なんだと、憧れを抱いていた

そんな川にふらりと、そう天気がいいのでふらりと恵那の山を越え、岐阜の付知を訪ねてみた



まずは地元の釣具店で漁券を購入し、店主にポイントをうかがうと
地図を取出して赤鉛筆で店前の橋から上流に8つの×を描いてくれた

それが堰堤で、この落込みを探ってゆくのが定石らしい


交差点向こうの道の駅に車を止め、川へ下る

予想通り透明度の高い川

川底の足場を確認しながら遡上してゆくのだが、見た目は浅くても、足を踏み込むと思ってた以上の深さにドキリ

川の透明度が視覚を惑わす


この辺りは渓流と言うよりは見てのとおり開けた里川

信州のゴルシェ慣れしている私にはとっても釣り易い

入渓して最初の堰堤でのっけからアタリ!

ただビビッとしたアタリだけでサカナは乗らない

しつこく・しつこく攻める
すると、何度も反応してくる
これはアマゴじゃない

そして現れた やはりエサ取り定番 アブラハヤ

次の堰堤に向かおう


ここでもアタリがあるが乗らない
これもたぶんハヤなんだろう

まだまだ堰堤はある
軽快に探って行こう、と上流に歩き始めた

すると竿先にアタリ!

えっ?

餌を付けたままの針が水面ギリギリにあって、それにアマゴが跳びついた


サイズは10㎝あるかどうかの赤ちゃんアマゴ

勝手に釣れた岐阜での初アマゴ 可愛いもんだ


それから上流の堰堤でもチビアマゴを釣上げ

次の堰堤でもチビアナゴを釣上げる


小さいながら三連続ヒット
今日はどれだけアマゴに逢えるのかと思っていたら
以後、釣れてくるのは小指サイズのハヤばかり


上流に橋が見えてきた

あそこまで行って道路を歩いて戻るより、もう一度来た川を下って駐車場まで行こう

川が二筋に分かれ、行きしな通ってこなかった右の川に良さげなポイント発見

仕掛けを流すと早速、ナイスなアタリ!

今日イチのアマゴ  と言ってもこのサイズ


続けて仕掛けを流すが、またもやハヤ地獄

もうあきまへん

時刻は2時半
けっこう長いこと川にいたんだ

ここでひとつ気がかりな事を…それは釣り旅≒温泉

ここまで来たんだから、まだ行ったことのない下呂に行かなあかんのんとちゃう?

いとも簡単に釣りは中断

キンモクセイ香る国道257号を30分走り下呂の街に

飛騨川が流れる小さな温泉町ながら、大きな旅館が幾つか立っている

最初はそんな大きな温泉旅館・小川屋の評価が良いので、そこに行こうとしたが、途中380円の公衆浴場・白鷺の湯を見っけ

小川屋の入浴料が1100円、片やこっちは380円
今日は湯に浸かるだけ ならば後者でしょう

檜の浴槽に、客は私ひとりだけ

無色透明・単純アルカリ泉で硫黄臭もなく温泉感が少々欠ける

有馬、草津と並ぶ日本三大名泉らしいが、正直そうはそうは思わない

個人的には城崎、霧島、野沢の湯

そこからはメシも食わず(店がことごとく閉店)いっきに帰宅

結局、釣りは2時間ちょっとで少々物足りず、また行く機会があれば、さらに上流部の益田川なども攻めてみたいね

でも飛騨なら秘境感漂う奥穂高周辺の渓流がいいかな