◆茨城県 稲敷 霞ヶ浦

平成30年5月4日

釣りに行きてぇ

魚に会いてぇ

渓流には3月から数度立ち入ったが釣れやしねぇ

去年あれだけ釣れたってのに、やってられねぇ

GW 栃木の孫たちに会いに行く

こうなりゃ足を伸ばして未開の地・霞ヶ浦に行くってもんだ

てか、江戸言葉になっちまったじゃねぇか

こりゃ夢枕獏の小説

⇐大江戸釣客伝に感化されちまったようだ

※なぜ潮が動くと魚がが釣れるのか?
――なるほど!

勉強になりました


さて、こうして釣りに行けない時は釣り小説を読んだりYoutubeの釣りチャンネルを梯子をしたりで飢えをしのいでいる

そのYoutubeの中で知った外来魚アメリカナマズ

マクド・フィレオフィッシュの正体がコイツらしく、利根川水系・霞ヶ浦で近年 猛烈に個体数を増やしている

口に入る物なら何でもエサにする貧欲な食生

釣り方もぶっ込みでも浮きでもなんでもOK

超簡単なターゲットと思われ、茨城県で釣りするなら霞ヶ浦

霞ヶ浦で釣りするならアメリカナマズと決めていた


4日午前中 一族郎党と足利フラワーパークに行ったら、午後からはフリー

あとは自由だ
ルル

一人で半日、でっかい霞ヶ浦をあちこち攻めようと考えていた

ところがどっこい昨日までの雨は止み、本日は晴天・行楽日和のGW

どこも混雑すると予想していたが、そのヘビーなこと

フラワーパークに入るのに2時間待ち!

なんじゃそりゃ?!

一族郎党相談のうえ霞ヶ浦近くのテーマパークへと移動となった

その移動のてぇへんなことったらありゃしねぇ

GW渋滞に事故渋滞

婿殿は腹の具合が悪くなり、運転を代わった娘の車はヘンな走り

ばあちゃんは「オシッコ漏れそー!」とつぶやき
嫁はんは「おなかすいたー!」とわめく

あ"~ はたしてオイラは釣りに行けるのか?

予定の倍の時間(3時間)をかけイバランドに到着

とりあえずメシだっ
ただこの混み具合

不味いカレーライスを頼むのに30分

食べてる最中 ステージではハウった大音量スピーカーからキンキン声のお姉さんが登場

あれ~っ 仮面ライダーショー?

観客の子供達の黄色い歓声とハウったままの声高い姉さんの絶叫

あ"~もう許してぐでぇーー



午後3時になってやっと自由放免となったが、もう時間がない

お迎え時間は午後5時

移動を考えると竿を出せる時間は90分

そそくさ駐車場から車を出し、とりあえず一番近場の湖岸に向かった
 

ポイントなんてどこでもよい

霞ヶ浦ならどこでも釣れるらしい(ホンマかいな?)

霞ヶ浦につながる小野川を渡ったらバザーがいっぱい

バスポイントならアメナマも居るだろう

風が当たらなくって、車から徒歩10歩のお手軽ポイントに釣り座を構えた

高速を降りたとこにあった上州屋牛久店で買ったサンマの切身を下記組合せで左近投・右遠投に投げ分ける
 

さぁ90分の戦いのホイッスルが吹かれた

すぐに反応があるだろうとたかをくくっていたが、春風に竿が揺れるだけ

釣り人は気が短い

キャストしてまだ15分しか経過していないが、やっぱり餌はサンマよりサバや豚レバーが欲しかったなぁ。
でもスーパーに寄る時間なかったからなぁとか、上州屋で買った吸い込み餌を使ってみようかなぁ?と雑念が沸きだしたその時

左の竿先に風の揺れとは明らかに異なる揺れが…

しばし様子をうかがい次の動きで竿を手にした

ググググッ

おぉ!久しぶりの魚の感触

こわごわ軽く竿を立てた

ググッ のった!

リール巻き巻きの楽しいことったりゃありゃしねぇ♪

魚のあらがいを手に感じながらリールを巻くこのひとときがたまんねぇ♪

水面を割って現れたのは予想通りのアメナマちゃん40cm
 
口は日本のナマズより小さく、目は大きい

尾鰭が二又に分かれているのは遊泳力がある証拠

生命力がある元気なアメリカンだ


なんやかんや考えを巡らしていたけど、これってまだ一投目

こりゃどれだけ釣れるんだ?!

先程の雑念は物の見事に消え去った

するとまたもや沈黙の霞ヶ浦

釣りってこんなものだ


私は春の陽気で暖められたコンクリートブロックに寝ころがり青空をバックに竿を見る

飛行機が何機も往き来する
たぶん成田空港が近いんだろう

時間がないと言っているが長閑な釣りになってしまった

後ろの土手の上を農作業姿のお婆ちゃんが二人

車のナンバーを見て「ありゃ関西からかい?遠くからようこそ」

「おおきに。お婆ちゃんも関西に来たら声かけてね」と地元の人と声を掛け合ったり、まったり釣りをしていると時間はあっという間に過ぎてゆく

時刻は午後4時42分 納竿時間となりました

結局釣れたのは一匹だけ
サイズも小振りなれどファイトは楽しめた
60㎝オーバーなら、もっとおもろいやろね

釣り場を片付けていると右側でバス釣りをしていた青年が広くなったこちら側に移動してきた

片付けた釣具を車に積んでいたら

バシャバシャ 背後で水音

ん?青年釣ったかな?
けっこう大きそうなバスと格闘している青年

ハンドランディングで抜きあげたのは40は越えているバス

「写真ええかな?」知らない人の釣り姿をカメラに納めるなんて初めて
「グッドサイズバス!」と声を掛けると「ありがとっす!」と満面の笑み

釣りって楽しいよな

でも混雑は苦手だ

てやんでぇ 渋滞がなんでぇ!

あぁー
釣りに行きてぇ!