◆静岡県 浜松 遠州海岸
        
 平成30年06月02日

そんな簡単に釣れるものじゃない

わかっているけど、次の一投でググッとくるかもしれない

淡い想いがこの釣りの魔力

キラキラ光る魚の形をしたプラスチックや鉄片をだだっ広い大海原に投げ込む

久々のルアーフィッシング

それどころか久々の海だ

ここは静岡・遠州灘海岸

日本全国47都道府県釣りの旅もカウントダウンに入った

残りは10都県

そもそも2014年、ボーナス全額支出でブラジルに渡りW杯観戦とアマゾンで釣りする予定が賞与規定の減額余波を受け頓挫

ならば日本全国で竿を出してやろうと計画

その時点で太平洋・日本海・オホーツク・東シナ海と北海道から沖縄まで竿を出していた

知らない町の知らない海辺で、川辺で、御当地魚と戯れる

うん。これはいい。

ネット社会の昨今、各地の情報は入手できるし、磯に渡る渡船代(関空→札幌 \1000)で私を日本中に運んでくれる空飛ぶ船Peachが登場した

信州に来てからはこれまで縁が無かった東日本や内陸県での釣り旅を楽しんでいる

こうして日本の白地図を塗り潰してゆくのが密かな楽しみになりライフワークとなった

でも正直、ブラジルに行くより金かかっていると思う…



さて、知らない町の…とさっき書いたけど、ここ浜松は半年前に来ているんだ

もっと古くは新社会人になった時にも来ている

その二度の起因は共に音楽

大学を卒業し、新入社員研修で楽器製造工程を見学、夜は遅くまで熱い論議を交わしていた
釣りなど頭の片隅にも無かった(かな?)

そして半年前、昔のバンド仲間のコンサートを見に妻と浜松にやって来た

エレキベースをシーバスロッドに持ち替え奮闘している私に対し、卒業後もギター片手に唄を歌い続ける富田の生き方にリスペクト

もちろん浜松餃子も食べ、楽器博物館にも立ち寄った

その日、頭の片隅に釣りは無かった(かな?)

ちなみに楽器博物館、1日中居ても大丈夫!全く飽きない!
史跡三方原があり、家康の浜松城も気にかかる

町中に[鰻][茶]の看板があるのは至極当然

浜松は凄い町なんだ



さて、話しを釣りに戻そう
自宅の信州から一番近いと思われる海それが遠州サーフ

ポイントのすぐ東側は諏訪湖を源とするあの天竜川の河口


三遠南信道が全通すれば楽なんだが、中央道土岐JCTから東名に乗り継ぎ、浜松を降りて3時間

ヒラメが釣れると言う遠州サーフにやっとたどり着いた

当初、静岡県で釣りをするなら富士山を見ながら竿を出せる沼津方面を計画していないが、家からは少々遠い

とりあえずここで様子を見て、気分次第で宿をとり、翌日天気なら沼津にまわるのも良し

まぁいつも如く気ままな一人釣り旅



海は青く、空も青い
ほんと気持ちよい。海はいい
同じリズムの波音はこころを落着かせてくれ、セロトニンの分泌を促してくれる

海岸には数人のルアーマンにルアーウーマンがロッドを振っている

とりあえず午後4時から日没までの実釣スタート



ここでトラブル発生

PEラインがガイドに何度も絡む

そのうちリーダーとの結び目が切れ、ルアーだけが海に飛んで消えてゆく

今の今まで気づかなかったが、ここでやっと気づいた
リーダーの長さが長過ぎるんだ

投げ釣りベースの釣りスタイルだったもんでリーダー=力糸
つまり投げ釣りのように10mはリーダーを結んでいた

そりゃ細いガイド部で詰まったりするわ

さらにPEとリーダーの接合がナイロン×ナイロンを結ぶブラッドノット

これがあきまへん

やっぱりFGノットなり、結び目が小さく強度のある専門ノットじゃなかったらダメだとこの日思い知らされた
これが今回の釣りの収穫1


結局、2時間半投げまくってヒラメちゃんとの遭遇はございませんでした

まぁ今日は海が見れただけでも満足ちゅうもんだ

後半はシーバスが釣れるという天竜川右岸に向かった

新掛塚橋の上流部からUターンして川岸に出られる
車横着けの楽チンポイント

ウナギを狙っているのか投げ釣り師など数人が竿を出している

流れもなく大変釣りやすい場所だがここでもノーバイト

まぁ、それも折り込み済み

釣れそうなレッドヘッドルアーや鉄板バイブをロストしたことだし本日はこれまで

宿泊代はルアーに回して、また来よう

帰路は151号線のルートを選択すると自宅まで150km
無料高速部もあり、夜ともなると高速並に走れる

これなら奈良から大台越えで熊野に行くのとかわらない
これがこの日の収穫2

そして空のはずのクーラーには浜松餃子

これが収穫3でおます。ハイ