◆新潟県 上越 上下浜
        
                     令和2年2月24日

一年でもっとも寒いはずなのに、今年は超暖冬の日本列島

信州に住んでるのに、とんと雪と縁がない冬を過ごしている

ダウンジャケットは仕舞ったままだし、床暖房のスイッチを押すこともない

寝転ぶ私のお腹に猫が暖を取りにくるのでやっぱり季節は冬なんだと気付くぐらいだ

2月三連休の最終日、せっかくスタッドレスタイヤ履いているんだから今回は豪雪地帯を抜けて新潟へ向かった


この時期に釣りに行くことは今まで無かった
まして新潟とは…

いくら独釣寒河雪と言っても、わざわざ寒い中、釣果が見込めない時期に竿は出したくない

でも、今年は決めている

月イチ海へ行こう

波の音で鼓膜を震わせに行こう

潮の香で肺胞を満たしに行こう

釣り?

うーーん 正直それが一番大切やねんけど、フィッシングスタイルがサーフでのショアジギングになって全く釣れていない

そう去年の3月に新島でソゲを釣って以降、ずーっとボーズ

ほんま難しいルアーフィッシング

結論から言うと今回の新潟釣行もやっぱりボーズ

太平洋側よりサイズは小さいが簡単にサゴシが釣れる予定やったんやけど、暖冬と言えど西高東低の気圧配置

黒井突堤は爆風で波を被り、釣り人を海に引きずり込みそうな様相

上下浜もごっつい波と正面からの爆風

そしてこの手向け花…

釣りなんか出来るか?

見える範囲に釣り人なんか居ないぞ…どうする?

誰かが沖に流された急深なこのポイントをただただ眺めること数分

波のかけ上がるパターンを読み、あえてウェーダを履かず、ハイカットシューズでビーチに出た

波がかけ上がって来たら濡れないように後ろに下がる

青空が広がっているが風と波が尋常でない

海に入らないことが一番

恐る恐る波を見ながら40gのジグをキャストする

引き波で負荷がかかり魚が釣れたように感じる

2・30分位キャストしただろうか、これ以上やってもアカンと竿を仕舞う



行きしな覗いた黒井突堤に戻った

潮下がりで波は若干落ち着いたようだが時たま沖からの波が防波堤を洗ってゆく

2・3人がそんな中釣りをしているが、見ていて怖い

一瞬ここでやってみようかと考えたが、やっぱり無理

なぜなら救命具を持って来なかったからだ

命を賭けて釣りなんてするもんじゃない

歳を重ねる毎にその重いは強くなる

てかライフジャケットの忘れ物とはホンマ歳やで



最後の移動先は関川河口

風向きを考え左岸に入る

風は護岸が塞いでくれ、波も穏やか、ルアーも遠くまで飛んでゆく

ルアーの動きもビンビン手に伝わり釣りやすい

ただ歪な感触が何度もありルアーに腐葉が絡んでくる

どうも海中は掻き回されているようだ

ここでも2・30分釣りをしただろうか全く雰囲気なし

まぁ竿を出せたこと、ルアーロスが無かったことを良しとして釣りを終えた



時間もあるし、気になっていた上越水族館に向かうが結構混んでいたのでキャンセル

そこで懐かしの妙高高原に向かった

それこそ豪雪エリアなるが全く雪はなし

駅前はむかしの賑わいはなくスキーヤーどころか誰も歩いていない

あの野尻湖もシーズンオフといっても寂し過ぎる

そもそもこんなに小さな湖やったっけ

40年前ベクボンズのみんなと騒いだ湖畔の旅館街はゴーストタウン化していた

今年は雪不足の影響でスキー場が倒産したり、衝撃の新型コロナウィルス発生による地球的混乱

日本は、世界はどこに向かっているんだ…