◆新潟県 上越市 直海浜

 令和3年6月6日

ヘッドライトが必要な午前4時前、目的地に定めていた柿崎海岸に着いた

ほの暗い海の上に赤や青のケミホタルを付けたウキがたくさん漂っている

あっ、また海に向かってホタルが飛んだ

私の釣行が日曜日になるからかもしれないが、新潟は本当に釣り人が多い

それに長野ナンバーの車の多いこと

長野市内からだと1時間で来れるもんな
同じ信州やというのに…

そんな投げサビキの釣り人を避け、砂浜を奥へ奥へと進む



隣との距離を十分とって三脚をセット

有田川仕掛けと25号遊動天秤の組み合わせで第一投

久々の投げ釣りでワクワク

釣れる雰囲気プンプン

足元は完全なビーチだが、沖合いには根が所々にある

二投目だった手前の根に引っ掛かり竿を寝かせ回収した先針に海藻が…ん?魚や

それがコレ

未だ釣ったことのない小さなネバネバしたハゼ

顔が扁平でこりゃ新種やろうとパシャ

帰宅後調べてみるとチチブのよう



さて、その後は全く反応がない

私の右側にも釣り人が入ってきたし、釣れんポイントで粘っても時間が惜しい

ここは移動だと前回キスの顔が拝めた柿崎漁港隣の浜辺に向かった



港内に車を止め堤防付け根から浜に入る

ここからは砂浜が丘になっていて波打ち際が見えなかったが、歩きづらい浜を進んで行くと…やっぱり釣り人がソーシャルディスタンスを保ち竿を出している

こりゃ無理だわ



次に向かったのも以前下見をしたことのある直海浜
予想通りここも釣り人がいっぱい

ブロックがひき詰められた前に2名程入れるスペースがあるだけ

否応なしにポイントは決められた

正面左に浮かぶ佐渡島を眺めながらリールを巻いていた二投目

ビクビクビク

よっしゃキスやと取り込むと

さにあらんグーフー

ホンマ久々の投げ釣りでフグとキスのアタリが分かっていない

初めてのポイントで底をスキャナー

遠投すると海藻の根があり仕掛けを噛むが、他は完全な砂地

何投目だったか底をゆっくりさびいて来て波打ち際に来た時

ビクビクビク

この至近距離 こりゃまたフグやなと思いきや今度は…キス

ホンマ分かっていない

飲み込んだ針を外すためキスを掴む

軽く握った手のひらに伝わるキスの筋肉質な感触と抗う振動

久しく忘れていたこの感覚

さぁガンガン釣るぞっ!



しかし意に反してなんの反応もない

まぁよくある釣りあるある

1時間程の修行

またも波打ち際でキスをゲット

こりゃ手前にしかいない

それも群れは小さく単発的やな

ならばと右斜めに近距離キャスト

ビクビクビク

してやったり!

続けて同じようにキャスト

再びビクビクビク

パターンが分かったと思ったら釣り人が右隣に入ってきた

せっかく得たメソッドがたった二投で終了

なんじゃそりゃ



その後釣れるには釣れるが連発しない

右隣に入った釣り人はダブルでキスを上げた

やはり超近投

竿も柔らかそうやし、ジェット天秤も小さく軽そう
私のスタイルは仕掛けこそ1.5号ハリスに8号針というモノだが、タックルはいつもの大型狙い

おもいっきりぶん投げるには問題ないが近投は難しい

キスが釣れる間合いが長くだれてくる

釣り座を変わりたいがそんな空間はない

そんな中で見つけたのが右側のテトラ

竿を片手にテトラの上を恐々進む

昔は複雑に積まれたテトラの上をピョンピョン跳び跳ねていたけど、もうエエ歳したおじん

昨年も2度釣りの最中にけつまずいたんやから無理は厳禁

ただテトラにぶつかる波音を聞きながら変な姿勢で竿先を見ていると遠い昔の東燃の釣りを思い起こす

結局テトラ上でもなんのシグナルもなく再び元の釣り座に

釣れないと手を変え品を変えるのがペーペー釣り師

仕掛けをハデハデ市販仕掛けにしたり固定天秤にしたりすると一発目は釣れるが以降はダメ

そんなかんやの新潟フィッシング

ソフトクーラー内のキスを数えると8匹

情報じゃ20~30匹という事やからこりゃあきまへん

いくらタックルが不釣り合いでも二桁は釣りたいよな

で、頑張ってなんとか2匹追加して納竿

          最後の一尾

もっとガンガン釣りたかったけど睡眠時間60分で集中力も切れた

なんだか物足りない2年振りの新潟フィッシング

されど久々のキス天はホクホクで美味しゅう御座いました