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寒河雪PRIVACY POLICY

中学の古文の授業を受けていた。

教科書をめくると、降り積もる雪の中で釣りをしている老人の水墨画風挿絵と漢詩が目に入った


      


千山鳥飛絶
極寒の為どこの山にも鳥の飛ぶ姿が見えず

萬徑人蹤滅
雪で積もった道は人の足跡も無い。

孤舟蓑笠翁
そんな中、小舟に蓑と笠を被った老人が

獨釣寒江雪
寒々とした雪降る川で一人釣りをしている。







柳宗元「獨釣寒江雪」という漢詩だった。

意味も分からず何故かこころに残った。

あとで、知る。

寒い雪の中で釣りをしている独りの老人。
はたから見ると極寒の中、釣れもしないのに馬鹿じゃないかと呆れられる。
しかし、釣りをしている本人はそれが楽しいのだ。
寒くて孤独で凍えそうで釣れなくても楽しいのだ。
他人はどう思おうが至福の時なのだ。

他人(ひと)はひと 我はわれ

うん。
そういうものなんだ釣りって。
そういうものなのだ人生って。