「天地水命写真展」へようこそ !!
この「天地水命写真展」は、京都の風景写真家 山本建三先生 に師事した6人が出展する写真展です。
日本の自然の美しさや、メリハリの効いた四季折々の移ろいを見せてくれる自然をこよなく愛し、
そのすばらしい自然風景の魅力を在りのままに写し撮る活動をしています。と同時に、
6人それぞれが自身のライフワークとして
「天のめぐみ、地にみちて
水きよらかに、命はぐくむ」
を撮影テーマとして写真撮影を探求し、多数の写真作品を創作してきました。
毎年写真ギャラリーで展示してきましたが、より多くの写真を愛する皆様に是非ともご高覧
していただきたく、ホームページへも作品を展示することといたしました。
ごゆっくりご鑑賞ください。
令和6年3月20日
令和5年4月10日
令和4年5月14日
出展者名 or サムネイルをクリックすると大きな写真が見られます。
第12回「天地水命写真展」
2024.3.6(水)〜3.12(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
田中 修 「 氷の世界 」
流氷の1日を写しました。 穏やかな冬の日です。温暖化、暖冬の影響でしょうか?
南風が吹き着岸していた流氷が音を立てて沖の方へ離れていきました。
天良 勝宏 「 写真の足跡が想い出に 」
知らない土地を訪れたとき忘れることのできない感動を覚える景色に巡り合うことがある。
”カメラ”をやらない友はお前の目に焼き付けておけ!と撮影時間の長さに閉口。
ところが翌年同じ場所を訪れたとしても、焼き付けていたはずの同じ景色にであったことはない。
そんな私の心に残る作品たちです。
長田 康子 「 夏は来ぬ 」
桜のシーズンを終えて間もなく次の花々が巡ってくる。花を追いかけて今年も元気でいたいと思う。
渡辺 哲雄 「 田園のひかり 」
街の喧騒をはなれて、郊外のひろい田園を見はるかすと気持ちもゆったりします。
梅影 美智子 「 華・はすの夏 」
夏、暑さにも負けずたくましく咲き、水面を彩る蓮は古来より愛好されてきました。
又、蓮は極楽に咲く花とされたり、如来像の台座に蓮華座が見られたりと仏教との結びつきが強い花でもあります。
花は早朝から咲きはじめ、昼頃には閉じる。これを三日ほど繰り返した後散っていきます。
そんな花の命を追って見ました。
小西 正 「 ふゆ景色アラカルト 」
昨今の温暖化で積雪が珍しくなりつつある中、大雪が降るたびに、或いは気温が氷点下になりそうな時に
「それ!」と撮影に出かけた時の作品の中からピックアップしました。
高谷 良子 「 芦生の森 」
京都府の美山町を東西に流れる美山川の源流。美山町の北東にある手つかずの天然林です。
現在は京都大学芦生研究林として管理されています。
個人では行けない芦生の森の撮影に行く機会に恵まれました。
第11回「天地水命写真展」
2023.3.8(水)〜3.14(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
高谷 良子 「 花だより 」
花の写真で1年をまとめています。開花情報を見て出かけるのですが、
福岡県のはまゆう撮影では直前まで行くのをためらったため、車で行くこととなりました。
広島県の除虫菊ではゴールデンウイークであることを忘れていて、渋滞の高速道路を走ることとなりました。
でも花は精一杯咲いて迎えてくれました。
田中 修 「 冬景色 」
霧ヶ峰から美ヶ原にかけて冬型気圧配置の後雪は多く降らないですが、霧氷がつく時がよくあります。
これらの作品はその時々に写したものです。
長田 康子 「 花歩き 初秋 」
今年も花を求めて東へ西へ。美しく咲く花に出会えて感謝。
渡辺 哲雄 「 雪解風 」
冬から春に季節が移るあわい、雪が融け氷が緩み水面があらわれはじめると、
あたたかな風がさざ波を作って光り、「春遠からじ」を感じさせます。
梅影 美智子 「 海辺の印象 」
撮影は狙って行ってもあてから外れたり、思ってもみなかった出会いがあったりします。
5枚の作品は、海辺で出会った光景を撮影したものです。
小西 正 「 深秋のころ 」
岐阜県揖斐川町の徳山ダムから冠山峠への林道で、錦秋から晩秋にかけての秋景を撮影したものです。
第10回「天地水命写真展」
2022.02.23(水)〜03.01(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
2021.01.29(金)〜02.04(木)
富士フィルムフォトサロン・大阪 大阪市中央区本町2-5-7
メットライフ本町スクエア1F
小西 正 「 冬の装い 」
一昨年は雪が少なく、2月に入ってようやく本格的な雪模様となりました。
今回のテーマは、その2月から3月にかけてようやく冬の装いとなった琵琶湖畔、
朽木の渓流そしておにゅう峠を撮影しました。
撮 影 機 材: FUJIFILM GFX100
使用レンズ: LAOWA 17mm、 FUJIFILM 23mm、45〜100mm
CONTAX645 45〜90mm
高谷 良子 「 光 彩 」
年の初めに、今年こそは良い写真を撮るぞ、と気合を入れます。
遠くへ出かけると道が混むので、身近な所で撮り初めです。
この小さな池は山間の小さな神社にあるのですが、太陽が出た日中にこのような虹色に輝きます。
冬にしか見られない光景です。
太陽に対峙しての撮影ですが、薄っすら氷の張った日は太陽を背にして、
自分の影が画角に入らないようにして撮影しています。何度みても飽きないので夢中になりますが、
満足のいく写真もなかなか難しいものです。
田中 修 「 移り季 」
山中の池や湿原の秋から冬にかけての季節変化を、切り取りました。
長田 康子 「 年々歳々 」
春のさくらに始まり紅葉から落ち葉へ、毎年同じ景色を繰り返して撮影しても、
その場の条件は異なりますので飽きることはありません。
今年も元気で生きていることに感謝。
渡辺 哲雄 「 渓のいろ 」
石渓谷に入り、川の流れの音、滝の落ちる音の中に立って、
カメラのファインダーを覗いていると、気持ちが落ち着いていくように感じます。
閑かさや岩にしみ入る水の音。
上田 祥一 「 波の足跡 」
自然の成せる技には、いつも驚きと感銘を与えられます。その形、色は人の手では造ることができません。
それも行くたびに、同じ風景には会うことができません。
全ては出会いと一期一会の世界だと思います。
梅影 美智子 「 大台ヶ原 」
奈良、三重の県境にある大台ヶ原は多雨地域。
それゆえ原生林、湿原、滝、断崖等の変化にとんだ景観をもつ広大な台地です。
撮影地の正木ヶ原では一面ミヤザサにおおわれた明るい空間、
その中に倒木や立ち枯れた木々が点在する印象的な場所でした。
第十回 天地水命写真展 併設 「 お気に入り 」
今回は第10回になるのを記念して過去の出品作品から
「お気に入り」の一枚を展示いたしました。
第九回「天地水命写真展」
2020.02.26(水)〜03.03(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
梅影 美智子 「 春のいろどり 」
四季折々に咲く花は、見る者の心を豊かに、暮しにも潤いを与えてくれます。
今回は春の野山で撮影した写真を展示しました。撮影地は愛知県足助(あすけ)、大阪府八尾市神立、
奈良県西吉野方面・屏風岩。どの地も訪れた時は、季語「山笑う」のとおり、山は咲く花に色どられ
生気にあふれ魅力的なところでした。
小西 正 「 水辺の景 」
私の好きなジャンルの被写体の一つである渓流を各地で撮影してきましたが、
今回は水のほとりの情景として5枚を展示しました。
高谷 良子 「 浜辺の詩 」
潮の満ち引きにより現れる干潟。写真展などで素晴らしい光景をみるたび、私も1枚と思い
あちらこちらへ出かけました。
天候に左右され、なかなか思い通りにはいきませんが、私なりに切り取った5枚です
田中 修 「 氷の世界 」
いずれ消えて無くなる氷を見ていると、何か現世界の縮図に見えました。
消えていく美の世界。
長田 康子 「 京洛花あるき 」
京都の古刹には四季折々、美しい花に彩られます。春の花を訪ねました。
渡辺 哲雄 「 石楠花 」
石楠花は平地にも咲きますが、少し高い山の峰にも咲いて、霧の中からあらわれる姿にひきつけられます。
上田 祥一 「 萌 」
水辺の新緑は、とても清々しく生を感じる瞬間です。しばらく見ているだけで、
その中に誘い込まれる思いに駆られます。何度も引き寄せられた思いを、作品にしました。
第九回 天地水命写真展 併設 「 命 」
今回のテーマは「命」
どのようなものにも命が宿ります。人によっては無機質なものにも命を感じ取る場合もあるでしょう。
今まさに生きようとするもの、生命を終えたもの。あらゆる視点から命を捉えました。
第八回「天地水命写真展」
2019.02.27(水)〜03.05(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
上田 祥一 「 いにしえを偲ぶ 」
嵯峨野を代表する広沢の池。平安時代の中期、宇多天皇の孫により遍照寺を建立するときに、開削され
た。風情があり、いつの時代も心に引きつけられるものがある
梅影 美智子 「 勧修寺の四季 」
勧修寺は山科にあり、醍醐天皇が創建された門跡寺院です。庭園は「氷室の池」を中心に造園され、周囲
は花や木々に彩られ明るく開放的で自由な雰囲気があります。私は四季折々の自然を求めて撮影に訪れ、
小さな発見を楽しんでいます。
小西 正 「 時の移ろい 」
主として月と太陽の引力によって起きる海面の昇降である潮汐の変化を、夕方の落潮から翌朝の漲潮まで
の間に繰り広げられた新舞子海岸の表情を捉えたものです。
高谷 良子 「 貌(かたち) 」
自然風景の撮影中、何かが私を見ている。そんなことはありませんか?普段は風景に溶け込んで気づかな
い者たちが、ふとした拍子に私を呼び止める。撮ったのか、撮らされたのか自然の精霊たちからのメッセ
ージです。
田中 修 「 花紀行 」
ミツマタの花が咲き、春が来ました。白樺の間からレンゲツツジがこんにちは。雪解けと同時に、みずば
しょうの目覚めです。霧の中人知れず、ひっそりと咲いています。夕立の後、ケヤ林に咲くキツネのカミ
ソリです。
長田 康子 「 初夏彩景 」
新緑の季節が終わり、夏が来るまでの間移りゆく時と景色をキャッチしました。
渡辺 哲雄 「 雨飾りの春 」
新潟と長野の県境に位置する雨飾山は、深田久弥の選んだ百名山のひとつですが、とくにそのゆかしい名
前で知られています。山麓に荒菅沢、鎌池、鉈池、大海川などのゆたかな景勝をもっています。雪深い山
の春は、残雪、桜、新緑を一度にみることができる美しい季節です。
第八回 天地水命写真展 併設 「 水 」
風景写真の被写体として、重要な位置を占めています。動、静、など場所を変え、形を変え、四季折々に
風景写真家にあらゆるテーマを与えてくれます。
第七回「天地水命写真展」
2018.02.28(水)〜03.06(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
渡辺 哲雄 「 神倉から 」
神倉神社は古事記にも記載がある古い社で、その起源は、三熊野と称される本宮、速玉、那智の三社より
もはるか昔に遡るようです。2月6日の「御燈祭」は松明の群が自然石の石段を一気に駆け降りる豪壮な
祭で、「山は火の滝、下り龍」と謳われています。
上田 祥一 「 冬の造形 」
自然の作り出す造形は、素晴らしく、中でも冬の造形は、一日として同じものがありません。
特に早朝の、朝日が昇る前では、氷も青く神秘的な姿を見せてくれます。寒く辛い時期こそ、
美しく輝く風景があるものですね。
梅影 美智子 「 晩秋の景 」
数十年前、裏磐梯で出会った紅葉の素晴らしさが、記憶の中にある。
その記憶がだんだん曖昧なものになっていく今、写真に残しておきたいと思った。
小西 正 「 折々の四季 」
四季折々に出会った、印象深い情景を切り取った風景写真を5枚展示しました。
高谷 良子 「 春の大台ケ原 」
大台ケ原が好きで、年に何度も訪れます。春はドライブウェイの通行止め解除を待って、
冬は通行止めになる直前の寒い日をねらって通いました。今回は春の花を中心にまとめています。
田中 修 「 北の国佳景 」
十勝岳の雪が止み、尾根筋が一瞬見えました。また美瑛川は鉱物が含まれている関係で、
ブルーの綺麗な色をしています。その川沿いの佳景です。
長田 康子 「 秋彩探訪 」
秋は、草木が終焉に向かって歩む季節ですが、寂しさの中に春と違う華やかな色彩の景色が見られる。
第七回 天地水命写真展 併設 「 地 」
「地」というテーマのとらえ方は様々です。地球の成り立ちを想像できるものから、人々の生活、
大地の恵みを思い浮かべるものまで、様々な方面から切り取りました。
第六回「天地水命写真展」
2017.02.22(水)〜02.28(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
長田 康子 「 春和景明 」
日本人の大好きなさくら春先きから莟のふくらむのを待ちわび満開に酔い、落花を惜しむ・・・・
さくらは撮り尽せない花です。
渡辺 哲雄 「岩走る垂水の光」
岩切り立つところ水がはしり、水おどるところに光があつまります。
岩と水と光の渓谷劇場で滝は主役を演じているようです。
上田 祥一 「 天空讃歌 」
空からの風景は、日常では見られず、同じものと出会う事も二度となく、一瞬で消え去ってしまいます。
それゆえにすばらしい風景と出会うと感動してしまいます。非日常の瞬間を私なりに切り取りました。
梅影 美智子 「 厳冬の景 」
展示の写真は、2月上旬福島県耶麻郡北塩原村裏磐梯で撮影したものです。
雪国らしい、冬のいろいろな被写体に出会う事ができました。
小西 正 「 南紀熊野海景 」
南紀のすさみ町から白浜町にかけての、海岸の奇観、奇岩、大迫力で豪快な荒波などの絶景を、
5枚展示しました。
高谷 良子 「 魅惑の奄美 」
日本画家の田中一村に魅せられ、奄美大島を初めて訪れてから何年たったことでしょう。
環境省は春にも奄美群島国立公園(仮称)に指定する方針を明らかにし、
2018年には世界自然遺産登録をめざすそうです。
今回のテーマを決めてすぐにこのニュースが新聞に載りました。よろこばしい限りです。
田中 修 「 水辺をめぐる 」
各地の小さな池や沼にもいろいろな表情があり、なにか現世の一部を表してるかのようです。
それをこれらの写真から感じ取っていただけたら幸いです。
第六回 天地水命写真展 併設 「 天 」
今回はこの写真展の趣旨に添い、「天」をテーマとしました。
あまりにも大きなテーマで、皆さん空を仰いでため息をつきつつ、シャッターを切ったことでしょう。
第五回「天地水命写真展」
2016.02.24(水)〜03.01(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
2016.3.11(金)〜3.17(木)
富士フィルムフォトサロン・大阪 大阪市中央区本町2-5-7
大阪丸紅ビル 1F
田中 修 「 季節はめぐる 」
愛知県北部、長野県県境に茶臼山(1415m)があります。その付近には自然豊かな山河が広がって、
四季にわたり楽しめる所です。冬から春への移ろいの一部です。
長田 康子 「 新緑の候 」
桜の季節が終ると、野山の草木は待ちかねたように一気に活動を始め、またたく間に緑色の風景に
衣がえします。
その自然のエネルギーをいただいて、私も生の喜びと恵みに感謝し、一年中で一番好きな季節です。
渡辺 哲雄 「女神住む頂き」
アンナプルナ山群はネパール・ヒマラヤを代表する高峰です。とくに主峰アンナプルナI峯(8091m)
は、人類が初めて標高8000mを超えて到達した(フランス隊)ピークとして知られています。
ネパール語で「豊穣の女神」を意味するアンナプルナは、今でも岳人憧憬の名峰であり続けています。
上田 祥一 「 高原有情 」
高ボッチ高原にあこがれ、十数年を通じてすいよせられるように通いました。
まるで恋人に会いに行くように胸のときめきがあり、行く度にいろいろな表情でむかえてくれました。
人の手の入らない自然風景をいつまでも残してほしいと思います。
梅影 美智子 「 悠久の流れ 」
光芒に出会いたくて、熊本県を訪れました。
菊池渓谷は菊池川の源流が、阿蘇の溶岩を侵食してつくりだした深さ100mに及ぶV字谷。
その渓谷は、変化に富んだ魅力に満ちた場所でした。光芒に感動し、渓谷のさまざまな表情に出会えた
旅でした。
小西 正 「 世界遺産ドロミテ山塊 」
2009年に世界遺産登録された、イタリア北部に広がるドロミテ山群を遠望しながらのトレッキング、
のんびりハイキング、街歩き中に撮影した作品です。
高谷 良子 「 天空幻想 虹 」
第1回目の私のテーマは「虹」でした。あれから5年たち、いろいろな虹色に出会いました。虹色は空ば
かりではなく、水面などあらゆるところにみられます。今後も季節の変化、自然の造形に目を向け、写
し撮っていきたいと思います。
また、その変化に気づく心を、持ちたいと思います。
第五回 天地水命写真展 併設 「 わが町、ふるさと 」
第5回の写真展となるのを記念して、自分の住んでいる町の風景を切り取ってみました。
遠くの美しい風景には喜び勇んで通うのに、自分の足元には目がいかず、作品選定では四苦八苦でした。
第四回「天地水命写真展」
2015.02.24(水)〜03.03(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
高谷 良子 「観桜会」
桜には、他の花にない特別なものを感じるのではないでしょうか。
我々を魅了してやまない桜ですが、今回は有名な桜や名所ではなく、奈良県で見かけた桜を中心に構成
しました。
「すすみ桜」撮影時には、おばあさんが小さな畑を耕しておられました。今は荒地となっており、過ぎ
行く時を感じます。
田中 修 「深山渓谷」
福井、滋賀県境に位置する駒ヶ岳(780m)は中央分水嶺高島トレイルの一部に属し、
日本海側気候で山頂付近には、ブナ、ミズナラ、アシウスギなどの混生林が広がっています。
この山には地形的に天気が悪いときなどよく霧が発生しまさに幽玄の世界が広がります。この情景の
一部を写し撮りました。
長田 康子 「池をめぐりて」
大沢の池は周囲1kmの日本最古の人工庭湖。
平安時代に嵯峨天皇の離宮として建立された。幾多の歴史を刻んだ池は、和歌や俳句の題材として四季
折々に風雅な表情をみせてくれる。
渡辺 哲雄 「南紀海景」
和歌山県すさみ町黒島の海岸に立つと、晴れて風が強い日は、次々と寄せる波がぶつかりあっていろい
ろな形に変化し、見ていて飽きません。
上田 祥一 「夢の中で」
夢の中で見たような風景を、表現してみました。捉えどころのない、夢か現実かわからない風景を
撮りたい。
そんな事を思い、シャッターを切ってみました。
作品をご高覧いただき、こんな夢の中の風景もあるのかと、思っていただけたら幸いです。
梅影 美智子 「水の情景」
水の流れを見ていると、時を忘れてしまう。花びらや木の葉、泡などが流れていればなおさらのこと。
流れは水量の多少や、土地の勾配の緩急によってもちがうし、又季節や光、天候によっても表情が異な
る。 5枚の写真はその時々に出会った水の様子を撮ったものです。
小西 正 「滋賀有情」
長年にわたり湖北を中心に撮りためてきました、滋賀県内の四季折々の風物写真アラカルト5点です。
第三回「天地水命写真展」
2014.02.26(水)〜03.04(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
小西 正 「ひかりの美術」
琵琶湖にくりひろげられる、天の恵みのひかりが創造するさまざまな美術品をフィルムに切り撮りま
した。
「夕焼け」「黎明」「光彩離陸」「暮色蒼然」「光跡」などひかりの美術を5点展示いたしました。
高谷 良子 「棚田の四季」
この棚田は半農半漁を営む日引の人々の手により約200枚もの水田が保たれています。
棚田からは波静かな内海が望まれ、対岸には高浜原子力発電所が見えます。
棚田百選にも選ばれている「日引の棚田」の四季を撮影しました。
田中 修 「天然の美」
ひっそりと山中にある池、周りの森、秋から冬へと季節の移ろいを写したものです。
長田 康子 「モンブランの旅」
フランスとイタリアの国境にそびえるヨーロッパ最高峰モンブラン(4808m)。
アルプスで最も困難な登山ルートの一つとされているが、
観光客はロープウェイで一気に展望台まで引き上げられる。(3842m)そこで大パノラマを目前にできる。
渡辺 哲雄 「熔岩台地の渓」
秋田県の中央に位置する森吉山(1454m)の麓には少しかわった渓流と滝があります。
近くの焼岳が100万年前に大噴火して形成した熔岩台地が浸食されてつくられた渓谷には、柱状節理の
豪快な滝やU字型の岩盤を流れる滑滝があります。
「天国の散歩道」といわれるほど美しい赤水渓谷と桃洞渓谷を紅葉シーズンに尋ねました。
上田 祥一 「奥吉野の自然」
奥吉野はあまりにも深く神秘的な地域で、神々の存在すら感じずにはいられません。深い切り立った山
と渓谷が私達を出迎えてくれます。
この地域と永く付き合い、もっと深い物を写せるよう努力する所存です。
梅影 美智子 「里の彩り」
里は都市部から少し離れた所にあり、子どもの頃ハイキングや虫取り・・・に行ったなつかしい場所。
山や川、森や林、田や畑の広がる里は人の手で守られてきた風景である。
歩くたびにいろいろな表情が見られ、さまざまな発見ができる楽しい場所でもある。
第二回「天地水命写真展」
2013.02.27(水)〜03.05(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側
梅影 美智子 「高原・夏」
昨年は高原・山へ行く機会があり、5枚の写真はその時に撮ったものです。
早朝、逆光に輝く花、日当たりの良い斜面に広がるお花畑、突然霧に包まれ幻想的な世界、群れから離れ
てきりっと咲く花、
秋の気配ただよう空など、魅力多い所ではありますが、ベストシーズンに出会う難しさや技術の未熟さを
痛感しました。
少しでも高原、山の雰囲気を感じていただけたら幸いです。
小西 正 「パノラマで観る里山」
棚田風景は、日本の里の原風景ですが、最近ではめっきり見られなくなりました。
今回、パノラマで撮影した棚田の春夏秋冬をご高覧いただきたいと思います。
春の黎明、初夏の田植えの頃、夏の稲穂、実りの秋や冬の棚田雪景色など里山風景を5点展示いたし
ました。
使用機材:FUJIFILM TX-1 30mm 45mm (フルパノラマサイズ24mm×65mm)
高谷 良子 「祈りの高野山」
弘仁10年(819年)頃弘法大師空海が修行の場として開いた高野山真言宗の聖地。
春は桜、秋は紅葉が非常に美しく何度も撮影に出かけました。
しかし今回は四季の美しさではなく、参拝する人々の祈りを中心に表現してみました。
田中 修 「広い大地のその中で」
旭川から富良野にかけて、丘稜地に畑作地帯が広がっています。
その地域の色々な作物を、風景のメインとして、その一部を写しました。
長田 康子 「嵯峨野 春・夏」
自宅から散歩がてらにちょっとそこまで……が撮影エリアです。見慣れた景色のうつろいを拾いました。
渡辺 哲雄 「雨と霧の森 大台ヶ原の夏」
大台ヶ原は全国でも一二を争う多雨地域でその年間降雨量は4000ミリを超えるといいます。
樹林は雨の中で成長し繁茂し世代交代を繰り返します。倒れた樹々は苔に覆われ、濃い霧が流れる深い森
を夏の花がいろどります。
上田 祥一 「白藤の滝五景」
四季を通じて多様な顔をもつ白藤の滝。同じ季節でも、行くたびにちがった顔を見せてくれたのには
ほんとうに驚きました。
同じ場所での四季のうつろいに感激しました。この自然風景をいつまでも残してほしいと思うばかり
です。
第一回「天地水命写真展」
2012.01.18(水)〜01.24(火)
ギャラリー西利 3F 京都市東山区四条通祇園町南側