私が現在勤務している事業所の創立30年記念で日光・鬼怒川温泉へ

10/31と11/1で一泊旅行に行ってきました。

(私はここへ転勤で来て6年目です)

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10/31 午前九時少し前にバス6台で会社を出発。

予定通り 11時30分ごろ日光江戸村に到着。15時半頃まで江戸村を

見学して、16時少しすぎに宿泊する鬼怒川観光ホテルへ到着。

18時から宴会が始まり、太鼓ショーと名も知らないものまね芸人のショーを

約一時間見学後にやっと抽選会が始まりました。
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15等から始まり、12等ホテルでのマッサージ券:五名では当たらず、

11等アカ取り券:4名の真っ先に私の番号を呼ばれ 大喜びで舞台の方へ、

早速時間の予約が必要とせかされ もう宴会に用はないと8時半で申し込み、

一旦自分の席へ戻って酒を飲みながら返事を待っていると九時の予約が取れたので

20分前には大浴場の前の受付に来るようにとの事。

宴会は8時半におひらき、部屋に戻る途中に若い部下からは

「パンフレットでは、ビキニの若い子でしたよ」とひやかされながらも、

時間通りに受付へ行き名前を告げるとカタコトの日本語で

「9時15分からです」と簡単に言われ 「マッサージとのセットをやりませんか」と誘われる。

料金表を見ると9千円と書いてあり、即座に断りました。

アカトリは30分で4千円となっていて「まあ、得したのかなぁ」と自分を納得させながら

出されたコーヒーを飲み時間をつぶしました。


九時近くに「そろそろ お風呂に入って下さい。」と言われ 大浴場の中へ。

しばらくすると大浴場の一角を区切った部屋のドアが開いて名前を呼ばれ

中へ入ると病院の診察ベッドと同じような大きさのベッドが4つ並んでおり

その頭の方にどうみても若いとは言えない女性が水着とはほど遠い仕事着をきて

二人立っておられました。

ベッドにシャワーをかけながら カタコトの日本語で「ここに仰向きに寝て下さい」

と言われ、タオル1枚前にあてている私が躊躇していると

もうひとりの人がその部屋の外に出て また私の名前を呼んでいる。

どうやら 私が間違えて入ってきたらしく私が名前を告げると

別な名前を呼び まもなくその人も入ってきて となりのベッドに横たわった。

同じ会社の人で抽選会で当たったようです。

冷たいタオルを顔にあてられ 右足のつま先から両手にはめたヘチマの手袋みたいなものでこすり始める。

目の上にタオルをかぶせられてるので それが何かははっきり解りません。

右足が終わったころに 「痛くないですか?」 と尋ねられ 少し痛いかなと思っていましたが、思わず「いいえ」と返事をしてしまいました。

となりの人も同様に聞かれ 「少し痛い」 と正直に返事をされている。

ヘチマの手袋はお腹から胸、首、と上がって来て両手の指先、またお腹へとおりていき

左足の指先まで終わると 「うつ伏せになって下さい」 と指示される。

体の裏側も表と同じように ヘチマにこすられていきます。

最初からの 少し痛い のは相変わらずで、気持ちが良いわけでもありません。

なんとなく寒い感じがするのですが、少し痛いのとたまにかけてくれるシャワーで

なんとかもっています。風呂に入る時に、受付の人が「よく 暖まって」と言ったのを

思い出しました。

私の足のつま先をこすっていると となりの人が 「仰向けになって下さい」と

言われています。さっき乗せていたタオルはもうありません。

このまま仰向けになるしかないのかなぁと思っていると、お尻の上にタオルが

当てられ タオルの片方を持って 「仰向けになって下さい」 と言われ

持っている方から回るとタオルの中で無事に仰向きになることができました。

今度は、目の少し細かいヘチマで同じように表と裏をこすり、その後に

ローション(かなりヌルヌルしている)みたいなものを両手で全身に塗ってくれました。

「はい 立って」 とシャワーをかけられ 「この後 マッサージはどうですか」

との誘いを断ると、「はい、終わりです」 で その部屋をあとにしました。


大浴場の湯船につかって 出て時計をみると10時少し前になっていました。

同室の人たちはホテルの世界のショーを見ると言っていたので、私も途中から合流。

台湾から来た舞踊団のショーをやっており、中国の古典的な踊りを観覧しました。

退屈したのか、若い30代の二人はうたた寝をしています。

10時半にショーは終わり、全員へ部屋に戻り 私が自慢げに体験談を語り終わった頃には

先ほどの若い二人のイビキの協奏曲が始まってしまいました。
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「健康的な温泉旅行」 でしたで 眠りにつき 翌朝は6時に目がさめ朝風呂へ。
りんご刈り・美術館見学・遊園地・益子焼陶芸体験コースの4つにわかれて旅館を出発。
私は益子焼で

「この粘土には何%との水分が含まれているのか」とわけの解らない質問をしながら

「時間が短い」と言い訳して

「陶芸家の道に入ることはない」 と一大決心をして

「これは何ですか?」 と質問されても無言で答えず 日付と名前をかいて作品を提出。
益子焼(陶器市パンフレットから)

帰宅のバスの中では たまに映るテレビのサッカーの試合を見て

「コマーシャルだけはしっかり映りやがる」 とブツブツ言いながら試合が終わらないうちに会社に着きました。

バスガイドさんの別れのあいさつも音声は消しましたが、テレビの画像はつけたまま。

「誰も私を見てませんね。」 のつぶやきを聞きながらも お別れの拍手だけは鳴り響きました。

バスを降りて一目散に食堂のテレビの前へ。

テレビを見終わって帰ろうとしたころに りんご刈りの人たちが到着。

日光から沼田へ抜ける路は雪で バスがチェーンをつけたとのことです。

秋はもう終わろうとしています。


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