[子供の疑問とエピソード]

体験入部
長男が中学校でクラブ活動を選ぶための体験入部が始まりました。
彼は小学校の６年間、サッカークラブに入っていて すっかりサッカー大好き少年になっています。中学校のクラブもサッカー部に入りたそうでした。
私も妻も、彼がけっしてサッカーが上手な方ではないので
せっかくの体験入部の期間があるのだから、いろいろなクラブに行ってから
決めるように勧めました。
私はテニス部がいいのではと何回か勧めました。

我々の心配も虚しく、彼は真っ先にサッカー部に体験入部しました。
体験入部を終えて帰宅した彼は、母親に体験入部の様子を話してくれ
体験入部に来た中では、サッカーが上手な方であったと語ったようです。
妻は好きなクラブをするのが、一番いいかとサッカー部への入部をしかたないと
思ったと私に話しました。
ただ、翌日は取り敢えずテニス部にいってみるとのことでした。

翌日、久しぶりに早く帰宅した私に長男が元気な声で
「クラブ決めたよ」と話しかけてきました。
私はてっきりサッカー部と思っていましたので、
「あ、そうか。決まってよかったね」と答えますと、横から妻が
「テニス部に入るんだって」と安心したような口調で言ってきました。

決めた理由は、先輩と先生から「うまい」と言われたことのようです。
私がたまに遊び半分に教えていて、ラケットにボールが当たるようにはなっていましたので、それが幸いしたようです。

体験入部はあと一週間続きます。それまでに心変わりしなければいいのですが。
試合観戦
私が参加するテニスの試合の前日、冗談半分に息子たちに聞きました。
「明日の試合の応援に来るかい」

次男は黙って、首を横に振りました。
長男はボソッと「ぼく、行こうかな」と答えました。
それを聞いた母親はびっくりして
「友達と遊んでた方が楽しいんじゃない」とヨケイな口をはさみます。

すると長男が私にタンタンと訊ねてきました。
「（お父さんより）もっと上手な人がたくさん出るんでしょう」
前へ戻る