PLC_GateWay (安川モード v1.0) 開発元  メカトロ信州 住所  〒389−1102 長野県上水内郡豊野町大倉667−1 FAX  026−257−4408 Eメール k_sibu@msg.biglobe.ne.jp www  http://www2s.biglobe.ne.jp/〜plc_gway/ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1−2 動作環境 <必須環境> (1)コンピュータ      NEC製 PC9801,9821 シリーズ  1台     CPUが80286以上搭載機種(ハイレゾ機種は除く) (2)DOS     MS−DOS V3.1以上 ( WIN3.1または、WIN95でのDOSモード動作確認済み ) (3)プロプラマブルコントローラ(シーケンサ)    安川電機製  Memocon−SCシリーズ(8ビットデータメモバス機種)           または、           ACGCシリーズ           (上位メモバスポートへ接続可能なもの) 合計 32台まで接続可能 (4)パソコン − シーケンサ接続ケーブル (5)FEP    ジャストシステム ATOK7(動作確認済み) <推奨機器> 本来の性能を発揮するためには次の機器を準備下さい。 よりリアルタイム的なデータ参照や、使いかっての良いシステムができます。 (1)ハードディスク (2)LAN環境 ( NetWareLite1.1Jは、動作確認済み ) (3)表計算ソフト( MS EXCEL、Lotus 123は、動作確認済み )     <オプション機器> 次の拡張ボードを取り付ける事によって、別々のメモバスラインから 最大96台のシーケンサの内部データをファイルする事が可能です。 ただし、通信速度に支障の無い、データ量に設定が必要です。 *拡張RS232Cボード ( NEC製 PC−9861Kは、動作確認済み )     (1)CONFIG.SYSについて    できるだけ BUFFERS を 10 から 20 程度にして下さい。    ディスクのレスポンスが良くなり、メモリーにも無理が有りません。    RSDRV.SYSは必要有りません。     MSDOS 5.0 未満の場合  (例)      files = 15      buffers = 20 device = A:\ATOK7A.SYS device = A:\ATOK7B.SYS /D = A:\ATOK7L.DIC      MSDOS 5.0 以上の場合 上記の5.0未満の設定のままでも、LAN等の常駐デバイスによって     コンベンショナルメモリが足りなくなる事は、無いと思いますが、     できる事ならUMB等を利用して更に空メモリー領域を確保される事を     お奬めいたします。 (2)AUTOEXEC.BATについて    自動立ち上げを希望する場合は次の文を参考にして下さい。     PROMPT $P$G SMP_GWAY.EXE CD \ (3)LAN環境をインストールする前に動作確認をして下さい。    シーケンサと無接続でも、「通信実行」以外の動作確認ができます。 1:システム概要               1−4 機能概要 ───────────────────────────────────────── <EXCELからの出力例>                 Sheet1 {F1.TXT} [ Num ]  40001 40002 40003 40004 40005 40006 40007 40008 [ コメント ] 目標数  1号機  2号機  3号機  4号機  合計数  未使用  遅れ数量 [ コメント ] 出来高数 出来高数 出来高数 出来高数 [ コメント ] 単位 ヶ 単位 ヶ 単位 ヶ 単位 ヶ  10:58    20 5 5 2 6 18 0 2  10:59 40 10 10 7 11 38 0 2  11:00 60 15 15 12 16 58 0 2  11:01 80 20 15 17 21 73 0 7  11:02 100 25 15 22 26 88 0 12  11:03 120 30 15 27 31 103 0 17 1:システム概要               1−4 機能概要 ───────────────────────────────────────── <ファイル読み込みの注意点>   表計算ソフトよっては、テキストの読み込みサイズが不足する事があります。   打開策がなく、通信サイズを合わせてお使い頂く必要が発生するかも知れません。   テキストファイルの読み込みサイズについては、各ソフト開発先に、ご確認下さい。      120個のデータサイズでの動作確認した表計算ソフトは、次の通りです。    EXCEL5    1−2−3 R5J      読み込みファイルは、テキストファイル(CSV)形式です。   PLC−GateWayで書き込んだディレクトリから次の方法で読み込んで下さい。      カンマ [ , ]による区切り      ダブルクオーテーション[ " ]による文字列判別   拡張子を .CSV にするとEXCELでは読み込みの手間が省けます。   また、DOS版1−2−3では、.PRN にすると便利です。 <システム展開での注意点>  (1)スタンドアロン    収集したデータの解析がリアルタイム的でなくてかまわないシステムに於いては   データ収集を終了して、表計算ソフトに切り替え、解析をします。    この場合は、データ収集中での解析はできません。  (2)LAN環境    データ収集中であっても、別のパソコンの表計算ソフトやデータベースから    読み込み、解析が可能です。    ファイルの設定ドライブは、必ずネットワークドライブを使用して下さい。    また、PLC−GateWayからは、ファイルに読みも書きもできるように設定し、    他のパソコンは、読み込み専用に設定して下さい。     PLC−GateWayは、シーケンサからデータを読み込むと、設定された    ディレクトリとファイル名で、ディスク上に書き込みを行います。    しかし、この時すでに、そのファイルが他のパソコンから開かれている場合は、    一時的に別のファイルを作成して、データを記録します。    再度、書き込みのタイミングが来ると、そのファイルが閉じている状態であれば    仮のファイルに蓄積されたデータを追加し、このファイルを削除します。     この時作成されるファイル名は、カラム1では、f1._$@ のようになります。    このファイルもテキストファイルですので、万が一、エラーなどでデータを追加    できなかった場合はエディタやワープロで、元ファイルに追加編集する事が可能です。    ディスク容量が不足しないよう、余裕のあるディスクを採用下さい。 <システム例> PC9801DXにPLC_GateWayをインストールし、NetWareLite でLAN接続したPC9821V10のEXCELで集計する設定例を紹介します。 LANアダプタは、メルコのLGY98です。 <システム例での各種設定> DX側 │ V10側 ─────────────────────┴───────────────────  (1)config.sys ─────────────────────┬───────────────────    FILES=15 │ FILES=40 BUFFERS=10 │ BUFFERS=10 SHELL=A:\COMMAND.COM A:\ /P │ SHELL=A:\COMMAND.COM /P DEVICE=A:\IOS\VMM386.EXE /W=C0 /I /M /U│ DEVICE=A:\DOS\HIMEM.SYS DOS=HIGH,UMB │ DEVICE=A:\DOS\EMM386.EXE /UMB LASTDRIVE=M │ DOS=HIGH,UMB │ DEVICE=A:\DOS\HRTIMER.SYS │ DEVICEHIGH=A:\DOS\POWER.EXE │ DEVICEHIGH=A:\DOS\SETVER.EXE │ REM DEVICE=A:\DOS\NECCD.SYS /D:CD_101 │ LASTDRIVE=M ─────────────────────┴──────────────────── (2)autoexec.bat ─────────────────────┬────────────────────    PATH = A:\PLCGWY;A:\NWLITE;A:\DOS;A:\ │ @ECHO OFF PROMPT $P$G │ PATH A:\TAROWIN;A:\JSLIB;A:\WINDOWS CALL STARTNET │ PATH A:\DOS;A:\;A:\NWLITE;%PATH% NET LOGIN DX │ SET TEMP=A:\DOS NET MAP F: ONDO_REC PLC_GWAY98DX │ SET DOSDIR=A:\DOS PLCGWAY.EXE │ REM A:\DOS\MSCDEX /D:CD_101 /L:E │ CALL STARTNET │ NLCACHEX 2048 │ CALL WINA │ CD \ ─────────────────────┴──────────────────── (3)NetWareLite STARTNET.BAT ─────────────────────┬──────────────────── SHARE │ SHARE LSL │ LSL LGY98 │ LGY98 IPXODI A │ IPXODI A SERVER │ CLIENT CLIENT │ NLCACHEX 2872 │ ─────────────────────┴──────────────────── (3)NetWareLite NET.CFG ─────────────────────┬──────────────────── # Setup the LGY98 card │ # Setup the LGY98 card Link driver LGY98 │ Link driver LGY98 INT 3 │ INT 3 PORT 00D0 │ PORT 00D0 FRAME Ethernet_802.3 │ FRAME Ethernet_802.3 │ 2: 使用方法 2−1 メニュの展開 ───────────────────────────────────────── 2−1 メニュの展開 メニュは、2種類あります。  1:メインメニュ −− 画面左上「メニュ」の黄色の反転文字  2:カラムメニュ −− 各カラムの左「File」の黄色の反転文字  各メニュにカーソルを移動させるには、カーソル操作キー(矢印↑↓←→)を  使用してください。 <メインメニュ> (1)「通信実行」    通信を開始し、データーをシーケンサから読み込みます。    読み込んだデータは、テキストファイル形式でディスクに書き込まれます。  通信は、画面左側のカラムから後述の設定に従って順次実行し    エンドレスに続行します。     ただし、設定を「手動」にしたファイルは、通信開始直後の1回で終了し    1度中断した後は、再度「通信実行」があるまでは、スキップします。        中断する場合は、[CTRL]キーと[Z]キーを同時に押して下さい。    作成されるファイルのフォーマットは次の通りです。        "{ファイル名}"    "[ Num ]","[シーケンサアドレス1]","[シーケンサアドレス2]", ---------- "[最大 120]", "[ コメント ]", " アドレスコメント1 ", " アドレスコメント1" , " アドレスコメント1", "[ コメント ]", " アドレスコメント2 ", " アドレスコメント2" , " アドレスコメント2", "[ コメント ]", " アドレスコメント3 ", " アドレスコメント3" , " アドレスコメント3", " 時刻 ", " データ ", " データ " , " データ ",   . . . .   . . . . " 時刻 ", " データ ", " データ " , " データ ",  エクセル等で、このテキストファイルを読み込みますが、区切りは、コンマ(,)    文字列引用符は、ダブルクオーテーション(”)を使用します。 ファイルの拡張子をCSVに設定すると自動的にこの状態と判断します。  尚、コメント行は、どのアドレスにもコメントが書かれていない場合は    ファイルにも書き込みが有りません。 データの読み込み回数は、同一ファイルでは、1500回までが可能です。1500回を越えると、    そのファイルの通信は、スキップしますが、別のファイルは通信を、続行します。     しかし、ディスクに空き領域が無くなった場合は、全ての通信が中断します。    通信を開始するにあたって、ループチェックを行います。     このとき、シーケンサからのレスポンスが無い場合、何の動作もできなくなります。    再度、立ち上げのためにリセットボタンを押して下さい。 2: 使用方法        2−1 メニュの展開 ─────────────────────────────────────────  <メインメニュ> (2)「画面モード」 表示画面を選択します。    選択できるモードは2種類です。      「1ファイル」=1つのファイルのみを表示するモード         このモードでは、次の項目を表示します。         * シーケンサのアドレス         * 読み込みデータ         * コメント      この表示モードを選択すると、更に表示されるサブメニュから    どのファイルを表示するのか選択します。   「5ファイル」=5つのファイルを表示します。         このモードでは、コメントの表示は有りません。     選択をキャンセルするには、[ESC]キーを使用して下さい。 <メインメニュ> (3)「通信設定」    パソコンにRS232Cボードを取り付け、拡張した場合に、この設定が    有効です。     拡張ボードの説明書を参考に組み込みください。特に、ボードによって    ボーレート(9600bps)をボードのディップスイッチで設定する事があります。     また、パソコンのメモリスイッチを、「拡張ポートを使用する」にする    必要がありますので、注意して下さい。( SW4 BIT4 ON )     尚、RS232Cの通信パラメータは、次の通り固定です。 シーケンサ側で合わせて下さい。    安川シーケンサのデフォルトにしてあります。 ボーレート    9600 BPS データビット   8 BIT (RTUモード)     パリティ     有り 偶数パリティ (EVEN)     ストップビット  1 BIT 2: 使用方法 2−1 メニュの展開 ───────────────────────────────────────── <メインメニュ> (4)「コメント」    コメントを外部から入力したり、別のコメントファイルに出力します。     このコメントファイルは、安川電機製の MemoCad_Pro の    テキストファイルでフォーマットしてあり入力、出力とも互換性があります。 1: 「別ファイルへ出力」      コメントのバックアップファイルや、MemoCad_Pro での、      読み込み元のファイルを作成する事ができます。       出力元のファイルを次のサブメニュから、決定します。       出力先のドライブを入力します。       出力先のディレクトリの選択をします。     「 .」  ルートまたは、2つ前のディレクトリへ戻る。         「..」  1つ前の親ディレクトリに戻る。         [RET] 確定キーで選択します。         [ESC] 選択終了  確認画面では         [+]   サブディレクトリの作成します。         [RET] 出力先ファイルのパスを確定します。               ファイル名と拡張子は更に別入力画面が現れます。         [その他] コメントファイルの出力を中止  ファイル名入力画面では         ファイル名と拡張子をそれぞれ入力します。         ファイル名は全角文字より、半角文字をお奬めします。   2:「外部から入力」     コメントのバックアップファイルや、MemoCad_Pro で作成した、     テキストファイルから読み込みをする事ができます。       読み込み先のファイルを次のサブメニュから、決定します。       読み込む元ファイルのドライブを入力します。       読み込む元ファイル(拡張子TXT)の選択をします。        「 .」  ルートまたは、2つ前のディレクトリへ戻る。         「..」  1つ前の親ディレクトリに戻る。         [RET] 確定キーで選択します。         [ESC] 選択中止 コメントは、シーケンサ側のアドレスと対応させて読み込みます。      すでにコメントが書き込まれている状態であれば、バックアップを     前述の「別ファイルへ出力」によって作成される事をお奬めします。   また、読み込みの先頭アドレスを更新する場合で、現状より若い     アドレスにする場合も、コメントは、全て消されてしまいますので     同様に、バックアップされますよう、お奬めします。 2: 使用方法 2−1 メニュの展開 ────────────────────────────────────────  <カラムメニュ> (1)「ファイル」 データファイルの設定を行います。    システムのデフォルトでf1〜f5に設定されているファイル名を実状に   合わせたファイル名にします。   ここで設定した、データファイルは「通信実行」によって、作成されます。    1:「年月日変換」     ファイル名を、年、月、日の順に2桁づづ並べた日付のファイル名にします。  通信実行中に日付が変わった場合に、設定によってファイル名も     自動変更をする事が可能です。 自動変更する場合は、6桁の日付にD文字とカラム番号を付加します。     自動変更を設定しない場合は、日付に小文字のdとカラム番号となります。     (例)1997年1月1日にカラム5に「年月日変換」を設定した場合      自動変更の設定有り  970101D5 (大文字のD) 自動変更の設定無し  970101d5 (小文字のd) 自動変更は 0時0分 に行います。     ファイル名以外のドライブや、パス、拡張子は変更は有りません。     拡張子は、デフォルトでは、TXTですが、後述の「名称手入力」で     変更ができます。    途中での作業のキャンセルは、[ESC]で行います。 2:「月日時変換」     ファイル名を、月、日、時の順に2桁づづ並べたタイムファイル名にします。 通信実行中に時刻が変わった場合に、設定によってファイル名も     自動変更をする事が可能です。 自動変更する場合は、6桁のタイムにT文字とカラム番号を付加します。     自動変更を設定しない場合は、タイムに小文字のtとカラム番号となります。     (例)1月1日8時にカラム4に「月日時変換」を設定した場合      自動変更の設定有り  010108T4 (大文字のT) 自動変更の設定無し  010108t4 (小文字のt) 自動変更は 0分 に行います。     ファイル名以外のドライブや、パス、拡張子は変更は有りません。     拡張子は、デフォルトでは、TXTですが、後述の「名称手入力」で     変更ができます。    途中での作業のキャンセルは、[ESC]で行います。 2: 使用方法 2−1 メニュの展開 ─────────────────────────────────────────   3:「名称手入力」      ファイル名、拡張子、ドライブを入力編集します。      ファイル名は、全角文字より、半角文字を推奨します。      [RET]で確定後、[ESC]で設定を終了します   (注意)拡張子は、EXCELでは、CSVが読み込み時の手間が省けます。       DOS版の1−2−3では、PRNが便利でしょう。   4:「ディレクトリSET」     データファイルのディレクトリを設定します。     ドライブを入力します。     ディレクトリの選択をします。       「 .」  ルートまたは、2つ前のディレクトリへ戻る。       「..」  1つ前の親ディレクトリに戻る。       [RET] 確定キーで選択します。       [ESC] 選択終了     確認画面では       [+]   サブディレクトリの作成します。       [RET] データファイルのパスを確定します。       [その他] ファイルのディレクトリ設定を中止 サブディレクトリ入力画面では       ディレクトリ名は全角文字より、半角文字をお奬めします。 <カラムメニュ> (2)「アタッチ番号」    アタッチ番号 1〜32を入力します。    シーケンサ側のデバイスアドレスに合わせて下さい。 <カラムメニュ> (3)「命令モード」    サブメニュの、「4????読み」,「3????読み」,「R????読み」の    いずれか1つを選択します。     また、ACGCの上位メモバスに接続して、DレジスタとCレジスタのデータを    読み込みする事ができますが、この場合のは、「4????読み」を設定してください。    尚、ACGCの取り扱い説明書を参照下さい。 2: 使用方法 2−1 メニュの展開 ───────────────────────────────────────── <カラムメニュ> (4)「先頭位置」    読み込みは、ここで設定する番号を先頭に、次述のサイズ分の連続したレジスタから    レジスタ内の数値を読みとります。    最大値は、「命令モード」によって異なります。     また、ACGCの上位メモバスに接続してデータを読み込みすることができますが、    この場合の先頭位置は、機種によって異なりますので、ACGCの取り扱い説明書を    参照下さい。ACGCに対して入力された番号とサイズからの設定異常は、あくまでも、    「4????読み」モードでの判別ですので、注意して下さい    コメントファイルも、この先頭アドレスから、自動的に再度作成し直しますので、    コメントが既に書き込まれている場合は、バックアップを取ることを、お奨めします。        次述の「通信サイズ」から最終の読み込みアドレスが、シーケンサの最終アドレスを    超える場合は、自動的に最終アドレスが縮小した「通信サイズ」に変更します。 <カラムメニュ> (5)「通信サイズ」    先頭アドレスから、連続したレジスタの数分読み込みを行う為の設定です。    最大120です。     もし、設定された先頭位置から、このサイズが、レジスタの最後尾のアドレスを    超過した場合は、先頭位置はそのままで、入力したサイズの値が修正されます。 <カラムメニュ> (6)「アクセス時機」   通信を実行し、データーを読み込みファイルにするタイミングを、各カラムごとに   設定します。   1:「手動」     「通信実行」を選択すると通信が開始しますが、その時1度だけ、ファイルに      書き込みをします。     再度、ファイルに書き込むには、一旦、通信を[CTRL]+[Z]で停止させて     から、「通信実行」を選択して下さい。   2:「タイマ」     一定周期で、データーを収集するときに、設定します。     設定単位は、1分で、最大1500分です。 2: 使用方法 2−1 メニュの展開 ─────────────────────────────────────────    3:「時刻」     定期時刻に、データーを収集するときに、使用すると便利です。     全部で150個の24時間制の分単位の時刻設定が可能です。      ただし、設定表の[*]の位置(次書き込み回数)からの設定が有効です。     また、書き込み回数順に設定時刻を判断しデーター収集を行いますので、次の時刻が     今回よりも早い時刻ですと、最大で24時間近く通信をしません。       (例)      [1]−−− * 10:00   次回開始時刻      [2]−−−   10:20      [3]−−−   09:50                             この場合[2]までは、動作しますが、[3]は、次の日の9:50に動作です。     また、[1]を飛ばして、[3]からスタートはしませんので、注意して下さい。          [ESC]で設定モードをキャンセルします。     [CTRL]+[Z]で、設定モードを終了します。     [TAB]でカーソルを横に動かします。     [RET]で時刻を確定します。     カーソルキーが有効です。   4:「状態」      シーケンサ内部の状態を照合して、データー収集します。        設定リファレンスは、         内部コイル  00001−08192         入力リレー  10001−14096         保持レジスタ 40001−49999         入力レジスタ 30001−30512         リンクレジスタR0001−R1024        内部コイルと入力リレーは、ON、OFFの設定をします。         ONは、OFFの状態からONに変化で動作します。         OFFは、ONからOFFの変化で動作します。        レジスタは、内部数値を判別しますが、それぞれ比較条件式を設定します。        続いて、比較する数値を入力します。                    たとえば、40001 = 1 と設定した場合は、40001が1に成った        時に、1度、ファイルに書き込みをします。        40001が1度、1以外の数になって、再度、1に変化するまで、動作は        しません。         これらの判断は、常時シーケンサと通信をして、判断しますので、あまり        瞬間的な変化には、対応できません。         この通信時間に対してスピードを要求される場合は、1ファイルだけの        設定にし、他の4ファイルは、すべて、次述の「休止」に設定されると、        ある程度の効果が期待できます。         しかし、確実な動作は、期待できません。        シーケンサのラダー側で、監視アドレスの状態を、数秒間保持するように、        お奨めします。         [ESC]で設定中の内容をキャンセルします。         [RET]設定を確定します。   5:「休止」      通信をしたくない場合に、設定します。       この設定は、ファイルの作成と、通信の実行を無効にしますが、すべての      設定内容をクリアするものでは有りません。      「休止」をやめ、他の「手動」等に設定し直すだけで、「通信実行」が、      可能になります。 <カラムメニュ> (7)「設定一覧」    ファイルの設定状況と、通信の設定状況が一覧できます。    [ESC]で表示を閉じます。 <メニュ一覧表>  1:メインメニュー   メニュー ----- 次メニュー ----- 通信実行 | |         |-- 終 了   |-- 画面モード ------- 1ファイル | |---- 5ファイル |-- 通信設定 | |-- コメント  ------ 別ファイル出力   |-- 外部から入力  2:カラムメニュー File ------- ファイル -----------------  年月日変換 | |         |---- アタッチ番号       |--- 月日時変換 | | |---- 命令モード |--- 名称手入力 | | |---- 先頭位置 |--- ディレクトリSET | |---- 通信サイズ | |---- アクセス時期 ------------- 手 動 | | |---- 設定一覧 |--- タイマ | | |--- 時 刻 | |--- 状 態 ------- 0???? |         | |--- 休 止 |--- 1???? | |--- 4???? |                                     |--- 3????      |                                  |--- R???? 2: 使用方法 2−2 コメント入力 ───────────────────────────────────────── 2−2 コメント入力    コメントを入力するには、<メインメニュ>「画面モード」で、「1ファイル」の   設定にする必要があります。   ここで、入力し、作成されたコメントは、安川電機のラダー作成支援ソフトパッケージ   MemoCAD−proの、コメント変換によってMemoCAD−pro内部に   読み込みすることができ、ラダー作成時に使用できます。   「テキストファイルからインポート」か「アスキーファイルからインポート」で、   読み込んで下さい。   この、「TXT」ファイルは、YASKAWAショートコメントの3つに該当します。   ショート、ロングコメント、ページタイトルは、サポートしていません。   コメントファイルの読み込みについては、MemoCAD−proの説明書を参照下さい。   < コメント入力の方法 >   (1)入力位置をカーソル操作キー[↓][↑]で、移動し、決定します。      カーソルを、<カラムメニュ>の位置で更に[↓]キーで、下にさげます。      [↑]キーで、カーソルは、上に移動します。      「通信サイズ」が、20を超え数ページに渡って表示している場合は、最上部と      最下部で[↑][↓]のキー操作で次のページを順次表示します。   (2)コメントエリアに[TAB]キーで、移動します。      コメントは、各アドレスに10バイトで区切って、3つ書き込めます。      [TAB]キーで、コメントエリア内の移動ができます。   (3)目的の位置で、コメント入力をします。      コメントは、全角、半角が使用できます。      [RET]で確定します。      [ESC]でコメント入力をキャンセルします。 2: 使用方法 2−3 表示画面の固定 ───────────────────────────────────────── 2−3 表示画面の固定    表示画面は、データ数が多いと数ページに渡ります。    特に、常時表示するデータがある場合は、そのデータを表示する画面を、固定する    事ができます。    デフォルトでは、最終アドレスまでを表示し最終ページを表示した状態で停止します。    通信をする度に、開始アドレスから表示し始め、最終アドレスまでを表示すると、    「通信サイズ」が大きい場合は、その処理時間が、「アクセス時機」の判断に影響を、    与える事が考えられます。    デフォルトのままより、どれかの画面を固定表示されると、表示時間が短縮できます。     コメント表示も、ディスクのコメントファイルを表示しますので、数ページに渡って    表示するよりは、同様に画面を固定された方が速度が向上します。  このように、表示速度の向上にも効果が有りますので、固定表示されると良いでしょう。     また、コメントの表示速度を向上させるには、ディスクキャシュを組み込むのも    良い方法です。     ディスクキャッシュについては、ご使用のメモリーマネージャ等の説明書を参照    ください。   < 固定の方法 >  (1)カーソル操作キー[↓][↑]で、カーソルを移動します。      カーソルを、<カラムメニュ>の位置で更に[↓]キーで、下にさげます。      [↑]キーで、カーソルは、上に移動します。      「通信サイズ」が、20を超え数ページに渡って表示している場合は、最上部と      最下部で[↑][↓]のキー操作で次のページを順次表示します。   (2)画面を固定表示したいページが出たら[RET]キーを、入力して下さい。      固定表示の確認ウインドウが現れますので、固定する場合は、[y]を入力して      下さい。 5ファイル表示、1ファイル表示の両方のモードに同様の操作が有効です。 設定は、各ファイルごとに行います。