97年1月はこの3公演

 


竹中直人の会「テレビ・デイズ」

本多劇場 12/11〜29 1/10〜1/15
1/10(金)観劇。座席 B-16

結婚10年にしてやっと子供ができた夫婦とそれをとりまく人達の話。

なにげない話しの中に言葉では表現できない人の心を、人と人の距離というか空間で、または台詞と台詞の「間」で、うまく表現できた秀作。男と女、姉と弟、日本人とフランス人などなど…
なかでも一番よかったのが、竹中直人・原田美枝子演じる、結婚10年目の夫婦の空間。夫婦の空間のなかでちょっとだけのぞかせる男と女の空間や会話がない空間。それらの捕え方は最高であった。役者達が達者なのは当然として、演出の岩松了の才能には光るものがある。静かな台詞の中に激しい心の動きが見え、はらはらして目が離せない舞台であった。
他の出演者もよくジュリー・ドレフュスなど意外と言っては失礼かもしれないが、期待以上であった。
ただ、ちょっと解らなかったのが、時代背景。見えない所に配置されているテレビはどうも白黒で4本足のテレビに思えてならなかった。カレンダーの年を見なかったのが悔やまれる。


“竹中直人の会”自分が観た公演ベスト
1.月光のつつしみ
2.テレビ・デイズ

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劇団スーパー・エキセントリック・シアター
「超伝導パチンコベイビー」

東京芸術劇場 1/9〜26
1/22(水)観劇。座席 2F B-17

ありふれた超能力者のありふれた話。

お客を楽しませようという心意気はいいのだが、話が平凡、三宅・小倉以外の役者が平凡、ラスト30分を見るだけでいい、言い替えればこのラストの為に2時間弱だらだらと引っぱられてしまった感じ。はっきり言って主役を張る役者の魅力不足である。

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REAL演劇フェスティバル

HIGHLEG JESUS「若くして死ぬしかない」/オハヨウのムスメ「みんなあげちゃう」


法政大学
1/24(金)観劇。座席 自由

HIGHLEG JESUS「若くして死ぬしかない」

ハイレグを観るのは2回目で慣れたせいか、それなりに楽しめる。
いきなり始まる胡椒かけ。あちらこちらでくしゃみが聞こえる。胡椒でくしゃみがでるもんなんだ、などと感心しているうちに舞台の上にはハクション大魔王。おかしいじゃないか。でも大笑いできないんだよねぇ。いつの日か大ブレイクしてくれるでしょう。とりあえず、この日の公演はチンポ2本。

オハヨウのムスメ「みんなあげちゃう」
「マシーン日記」で加藤直美に惚れ込み観に行くが、まったくの駄作。せっかくの加藤がだいなし。でも、加藤直美はかわいい。

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