エアフォース・ワン
主演 ハリソン・フォード
大統領専用機エアフォース・ワンがテロリストによってハイジャックされた。「アメリカ合衆国政府はテロリズムに屈しない」という国家原則と人質になった家族への愛という狭間にたちながらも、危機を救おうとする大統領ジェームズ・マーシャルを描いたサスペンス映画。
単なるヒーロー物かと侮ってました。面白いです。脇を固めるテロリストの親玉を演じるゲイリー・オールドマンや副大統領を演じるグレン・クローズが最高にいいです。ただ、正義=アメリカという図式が気に入らないので、面白いがベスト1にはできない。娯楽作品という事では最高作なんですがねぇ。
学校の怪談3
主演 西田尚美
学校の怪談シリーズをどう金子監督が恐く、おもしろく作るか興味があったが、蓋をあけてみれば、いつもと同じ学校の怪談だった。オープニングはとても恐くわくわくさせられたが、人間ドラマにしてしまっては面白さ半減。伝説になる程の恐怖映画を是非撮ってもらいたい。
CURE
主演 役所広司
奇妙な連続殺人事件を追う刑事と犯人の話だが、人間の根底に潜む狂気を描いた秀作。ただ、残念なのは監督自ら書いた原作を越えてはいなかった点。時間の関係だろうか人物描写が浅かったり、「邪教」に入り込む犯人の心理とかの説明不足も感じる。ただラストは映画の方が怖かった。思わず鳥肌。
クラッシュ
主演 ジェームズ・スペイダー
交通事故の衝撃を通して性的興奮を得てしまった男(ジェームズ・バラード)の話が中心であるが、それは一事例であって「クラッシュ」するという、死と隣り合せの行為に魅せられてしまった人々の話だと私は感じた。
オープニングタイトルは凝っていて、文字は金属質でその1部がぶつけて変形しているものが使われている。音楽も良く、いきなりクローネンバーグの世界に引き込まれてしまう。ただ、ジェームズ・バラードが「クラッシュ」に性的興奮を見い出すまではいいのだが、その後がちょっと弱いような気がした。事故死してしまう仲間で末路は
暗示されてはいるが、もっとのめり込んで行く姿も赤裸々に描いて欲しかった。
クローンズ
主演 マイケル・キートン
忙しい時にもう一人自分が欲しいと思ったことが誰にでもあると思う。その思いを映画にしたのが、この作品。SFXを駆使した4人の自分を演じるマイケル・キートンがおかしい。ちょっと軽すぎる内容が物足りないが、まずまず楽しめる。
コンタクト
主演 ジョディ・フォスター
女性天文学士エリーは、宇宙からの信号をキャッチする。そこには宇宙船の設計図が隠されていた。
接触(コンタクト)するまでの過程はワクワクして面白いが、コンタクトしてからは少々腰くだけ。ちょっとメッセージ色が強すぎるのも難点かも。でも、でも、オープニングの映像はすごい!宇宙旅行を堪能できます。
ザ・エージェント
主演 トム・クルーズ
依頼者に代わって交渉する、エージェント(総代理人)。その中のスポーツ・エージェントのトップに君臨していたジェリー・マクガイア(トム・クルーズ)の挫折と成功、恋愛などを盛り込んだ作品。
硬派な内容かと思ったら粋な恋愛映画で、恋愛映画が苦手な人でも楽しめる(自分)。共演者のキューバ・グッディングJr.とレニー・ゼルウィガーが、とてもいい!!
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の劇場版。再編集した「DEATH編」と新たに制作した「REBIRTH編」の2部構成。
テレビ放送分を見ていないとわけがわからないだろうと言うのが本音。自分は見たのでかろうじてわかったが、初めて見る人にはあまりにも酷。「REBIRTH編」もあまりにも中途半端。ファンにはいいが、映画としては最低。夏の完結編を期待する。
新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを君に
テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の劇場版。テレビ版の25話・26話を作り直し劇場公開。
映画としては評価できないので、ランクはこんなもんだが、1話〜最終話までを一括するとすごい作品ではある。ただ、謎が解けた部分はあるもののよくわからない終わり方でもあり不満が残る。
スクリーム
ある町で起こる連続殺人の話。
一部では最低の映画と言われている作品だが、なんのなんの、ホラー映画ファンには、とても楽しめる傑作。ストーリーのチープさは認めるが、なかなか犯人がわからなかったり、ホラー映画のパロディともとれる数々のシーンといい、とても満足。
スター・ウォーズ<特別篇>
主演 マーク・ハミル/ハリソン・フォード/キャリー・フィッシャー
帝国軍と反乱軍の戦いを描くスター・ウォーズのエピソード4。20年ぶりのリバイバルには所々新しい映像が付加されている。リバイバルという事で、ランクは辛いが、20年という時間を感じさせない傑作。
スター・ウォーズ 帝国の逆襲<特別篇>
制作総指揮 ジョージ.ルーカス
帝国軍と反乱軍の戦いを描くスター・ウォーズのエピソード5。話は次回作に続く的な展開でちょっとこの作品のみでは評価できないが、ルークとダース・ベイダーの親子関係、ハン・ソロとレイア姫の恋の行方など面白さは前作以上。
スター・ウォーズ ジェダイの復讐<特別篇>
制作総指揮 ジョージ.ルーカス
帝国軍と反乱軍の戦いを描くスター・ウォーズのエピソード6。3部作の完結篇。完結篇だけあって話の内容は盛りだくさん。「スター・ウォーズ」「スター・ウォーズ帝国の逆襲」の2作があってこその面白さではあるが、文句なしに面白い。
スピード2
主演 サンドラ・ブロック
「スピード」の続編的作品。
今回は舞台を海上に移して、制作費1億4000万ドルをかけての超大作だったのだが、大変な愚作。退屈極まりない。
スペース・トラッカー
主演 デニス・ホッパー
宇宙をカッ飛ばす二人のトラック野郎と一人のウェイトレスが、地球を守ってしまう物語。(映画の広告から引用)
広告のうたい文句通りの映画。そのB級テイストはなかなかいいです。こんなB級映画の主役をしてしまうデニス・ホッパーもいいですねぇ。肩肘はらずにのんびり見れるSF映画でよござんした。
ダンテズ・ピーク
主演 ピアース・ブロスナン
自然の驚異に立ち向かう(逃げ惑うと言った方がいいか)地質学調査団の話。
火山の噴火を描くSFXはすごい。火山の驚異を思う存分堪能できる。ただ、この手の映画の悪い所でそれだけの映画になってしまっているのが残念。ピアース・ブロスナンが格好良すぎるのも失敗。
テロ2000年・集中治療室
外国人を狙う人間狩り集団の暴走を描く映画。その集団の一人にウド・キア。
もー最低!最悪!!地獄に落ちやがれ!!! という映画。
バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲
主演 ジョージ・クルーニー/アーノルド・シュワルツェネッガー
3代目バットマンにジョージ・クルーニーを迎えたバットマン4作目。1作目のダークさは影を薄め、普通の映画になってしまったのは非常に残念。Mr.フリーズも悪役度が低い。昔のテレビシリーズを思わせるところは、思わずニタッとしてしまった。
パブリック・アクセス
主演 ロン・マークエット
ブライアン・シンガーが「ユージュアル・サスペクツ」の前に撮りあげた長編デビュー作。
ケーブルTVで、町の問題を告発する視聴者参加番組を始めた男の行動を描いた作品。歪んだものが見えない、いや目を向けようとしない人々の集団心理の恐怖が巧みに描かれている。主人公の謎の部分を残したまま終わってしまったのが気になってしかたがないが、それが、映画の不気味さを増長させている。間違ったものを訂正せず、自分の正義で
押し通し、去ってしまう主人公の姿に強烈なメデイア批判(情報操作の恐怖)が伺える。
ファーゴ
コーエン兄弟が手がけたサスペンス。
偽装誘拐事件に関わる人々の人間模様を、凍てつく寒さの中、緊張感たっぷり、運命の皮肉もたっぷり、味わい深く描いた傑作。
悪い方に転がり墜ちる姿は悲惨過ぎて、滑稽でもある。
フィフス・エレメント
主演 ブルース・ウィリス
地球を救う第五の要素(フィフス・エレメント)をめぐる戦いを描いたSF活劇。
面白いが何か中途半端な感じで、今までのリュック・ベッソン作品とは違った印象が残る作品。SFXに力を注いでしまったのか、人物描写が浅く、それが物足りなさを感じさせる要因にもなっている。楽しみにしていたゲイリー・オールドマンは変な格好をしているだけで、精神的な異常さが見えずガッカリ。
マーズ・アタック!
出演 ジャック・ニコルソン他
60年代のトレーディングカードを原作とした、ティム・バートン風“火星人襲来”
チープな火星人がとてもいい。同じような題材の『インデペンデンス・デイ』の2倍は楽しめる。
マルタイの女
出演 宮本信子/西村雅彦/村田雄浩
伊丹監督の第10作目。たまたま殺人事件を目撃してしまった女優ビワコ。その女優を守る二人の刑事の物語。
娯楽映画として充分楽しめる。西村がかっこいい。でも、宮本信子のアップはもう少し控えて欲しかった。
メン・イン・ブラック
出演 ウィル・スミス/トミー・リー・ジョーンズ
地球在住の異星人を取り締まる極秘の組織「M.I.B」の活躍を描いたスティーブン・スピルバーグ製作総指揮のB級SFコメディ。
まっ、ストーリーは単純明快でとってもチープ。異星人もリアルでなくコケティッシュ。B級の楽しさを盛り込み、肩を張らずに楽しめる娯楽作品になってました。こーゆう映画わたしゃぁ好きですねー。
モスラ2海底の大決戦
もののけ姫
宮崎駿監督の最新作は舞台を中世の日本においた、神と人間の戦いを描いたものであった。自然と人間との共存をテーマにした作品だが、堅苦しさはなく、すばらしい作品に仕上がっていた。
もののけ姫の育ての親である犬神の声を演じた美輪明宏のすばらしさは絶賛したい。
誘拐
主演 渡哲也/永瀬正敏
誘拐事件発生。犯人は身代金3億円とその受け渡しのテレビ中継を要求してきた。
ストーリー展開がテンポ良く、おもしろい。ただ、終盤になって事件の真相がわかってくるあたりから暗い。ちょっと重過ぎ。
ラストマン・スタンディング
黒澤明監督作『用人棒』を禁酒時代に置きかえての、ハリウッドリメイク。
しっかりリメイクされてはいるが、主人公が魅力ある人物に見えず、面白さ半減。クリストファー・ウォーケン演じる相手方のガンマンの描き方も足りない。銃撃戦は「あんなに連続して撃って弾の数合っているのかぁ〜」と思う程の銃撃戦なので気持ちいい。
ラヂオの時間
1993年製作の舞台の映画化。些細な事が雪だるまが坂道を転がるかの如くどんどん大きくなっていく過程のおかしさと、それがみんなの力で収拾するすがすがしさは最高。おかしくて涙がでてしまう。最高のコメディ作になっている。自分の作品の面白さを一番理解しているのは自分だったちゅー事ですかね。でも、設定の違いはあるものの自作の「ショウ・マスト・ゴー・オン」に類似しているのはちょっと残念。
乱気流―タービュランス―
パニック映画かと思ったらちょっと違ってました。スチュワーデスVS殺人狂の犯罪者といったところ。
逃げる事のできない空間を飛行機の中、外は乱気流とした設定が面白いが、人物描写が薄く映画としてはB級。殺人狂を演じるレイ・リオッタの危なさが唯一の救い。
レリック
“レリック”と呼ばれる寄生生命体が暴れ捲るモンスター映画。
ウィルスが進化を起こすとかDNAに絡んだりして面白くなるかと思いきや、ラストでのレリックの倒し方はあまりにも原始的。そんなんでいいのかぁ!と叫びたくなる程。
ロスト・ハイウェイ
主演 ビル・プルマン
見ている者を不安にさせる映像・音・暗闇、さすがリンチと思える映画。
しかし、感想が書けない程の難解な物語は消化不良を起こす。そこが又リンチらしいところと言ってしまえばそれまでだが。でも、面白い!!お勧め。
ロスト・ワールド
主演 ジェフ・ゴールドブラム
「ジュラシック・パーク」の続編。
前作同様話の深みはなし。「キングコング」を思い起こす内容に新鮮さなし。ただしSFXは前回以上に目を見張る。娯楽作品としては最高。
ロング・キス・グッドナイト
主演 ジーナ・デイビス/サミュエル・L・ジャクソン
8年前存在を消された女サマンサは、記憶を取り戻し、自分の秘密工作員としての過去を知る。死んだはずの女の存在を知ったC.I.Aは暗殺者を向ける。そして真実が明らかにされる。
むちゃくちゃなアクションシーンはすごい!と思うのだが、なんか面白くない。「ダイ・ハード」のマックレーン刑事も不死身だったが、それ以上の不死身!ほとんどゾンビ状態の主人公にはあきれてしまう。