このぺーじは1999年に見た映画のランキングを勝手に判断したぺーじです。 |
Xファイル ザ・ムービー
主演 デイビッド・ドゥカブニー/ジリアン・アンダーソン
FBI捜査官のモルダーとスカリーが、地球外生物を追う内に謎の組織の存在にぶつかる。TVシリーズの映画版。
面白いが結局謎は解決されず。閉鎖されていた『X-ファイル課』が復活する為の橋渡し的作品に終わってしまったのは残念。
エンド・オブ・デイズ
主演 アーノルド・シュワルツェネッガー
1999年12月31日、1000年紀《ミレニアム》最後の日、闇の支配者・サタン(ガブリエル・バーン)は、次の1000年を支配するたに、選ばれたある一人の女性・クリスティーン(ロビン・タニー)と結ばれようとする。その女を守るためにジェリコ(アーノルド・シュワルツェネッガー)が立ち上がった・・・。
なんなのこの映画、と言いたいくらいの駄作。確かに見応えはある。が、物語に必然性がなさすぎ。
ガメラ3−邪神<イリス>覚醒
主演 前田愛/中山忍
1999年ギャオスが大量発生する。それを追ってガメラも飛来するが、その戦闘で渋谷は崩壊する。ガメラに対する人々の批判が起こり、ついにはガメラ撃退の命が下る。そんな中、4年前のガメラとギャオスの激闘で両親や家を失った綾奈(前田愛)は、祠で見つけた謎の生命体<イリス>を育て、ガメラに復讐しようとする・・・。
渋谷を崩壊させてしまうガメラとギャオスの戦闘シーンのリアルさは、過去に類を見ない凄さ。大拍手もの。ただ、ストーリーは神話的になり、前作ほどの面白さはなかった。しかし、ガメラを解明していくシリーズの完結篇としては素晴らしい出来であった。この3部作で怪獣映画の金字塔になったのは言うまでもない。
噂によると、2001年には世界を視野においた新しいガメラが登場するらしい。ハリウッド版ゴジラの二の舞にならなければいいのだが、と今から期待と不安が渦巻く。
鬼畜大宴会
出演 財前智広/三上純未子
70年代を背景に、ある学生運動グループの崩壊を描く。狂気に逃げ込む人間の弱さを、過激な暴力描写で描いた問題作。
こんな映画を一般上映していいのだろうか、と思うほどの凄さ。まるでスプラッター映画。すごーく嫌な気分に陥る映画だが、見た事に対する後悔はない。非常に心に引っかかる映画である。
共犯者
出演 竹中直人/小泉今日子/内田裕也
8年前、たった一人で日本のヤクザ組織と死闘を繰り広げた、ブラジリアンマフィアの首領・カルロス(竹中直人)。そのカルロスが、ブラジルへの移送を装って刑務所を脱獄し、再び組織に戦いを挑む。その話を軸に、カルロスと偶然出合い、人生を変える事になる、さとみ(小泉今日子)とカルロスの抹殺を依頼されたギリア兄弟(内田裕也・大沢樹生)が絡んで展開していく。
役者も個性豊かだし、話も面白いのだが、どこに主題を置いた映画なのかがあまり見えず、全体的にだらけた映画になってしまっていた。撮りたい世界はわかるのだが、そこから面白さが出ていなかった。
金田一少年の事件簿2 殺戮のディープブルー
素人探偵、金田一はじめが事件に挑む劇場版アニメの第2弾。海底遺跡が眠る島のリゾート開発を巡り、テロ事件が勃発。そして殺人事件が起きる・・・
意外と言っては失礼だが、おもしろかった。アニメならではの舞台設定や犯人像の描き方など、大人の観賞に充分耐えうる作品。ちょっと感動までしてしまった作品だが、どの年代をターゲットにした作品なのかわからない。一緒に行った子供は退屈だったらしい。
黒い家
出演 内野聖陽/大竹しのぶ/西村雅彦
97年日本ホラー小説大賞受賞作の映画化。平凡な保険会社の社員・若槻慎二(内野聖陽)が保険金詐欺の疑いのある夫婦(大竹しのぶ/西村雅彦)に翻弄され、恐怖の世界に巻き込まれて行く。
保険金殺人事件の話から一転してホラー映画になってしまうラストはマジに怖い。「この人間には心がない」と判断される菰田幸子を演じた大竹しのぶの怖さは一見の価値あり。
交渉人
主演 サミュエル・L・ジャクソン/ケビン・スペイシー
トップの実力を持つ交渉人ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)は罠にはめられ、殺人の容疑をかけられる。無実を証明する為に人質を取り、ビルに立て籠り、交渉人セイビアン(ケビン・スペイシー)を指名する・・・。
人質を取り篭城する交渉人と、説得に当たる交渉人の息も詰まるほどの駆け引きにグイグイ引き込まれる。2時間19分の上映時間があっと言う間。主演2人の演技が光る。特にケビン・スペイシーは最高。
ゴジラ2000(ミレニアム)
出演 村田雄浩/西田尚美 他
ゴジラの脅威にさらされている日本。そんな日本に地球外生命体という新たな脅威が出現する。
今までのゴジラの流れをすっかり無視した物語にがっかり。死んだはずのゴジラの復活により物語に深みが出るのではと期待していたが、そんな話はなかったかの如くゴジラ上陸。何故復活したのか、何故容姿が変わったのかとか、まるっきり無視。全体の構成も無茶苦茶。あまりにもひどすぎる。
御法度
出演 ビートたけし/松田龍平/武田真治/浅野忠信/崔洋一 他
1865年・夏、京都。西本願寺の新選組道場では、新隊士を選ぶ試合が行われていた。その中に美貌の青年・加納惣三郎(松田龍平)がいた。「局中法度」「軍中法度」という厳しい戒律の下、鉄の結束を誇っていた新選組だが、加納の妖しいまでの美貌に魅入られ、狂気を帯びた混乱に陥っていく。衆道の交わりを結ぼうとする隊士達。嫉妬、噂、憶測が渦まく・・・。池田屋事件の翌年、1865(慶応元)年夏から66(慶応2)年の春までを描いた、大島渚13年ぶりの新作。
心情的な葛藤が描き切れていない点や、加納惣三郎の謎の部分が解明されていないなど不満な部分はあるものの、出演者の素晴らしさに酔う。みんなかっこいいのである。今まで見た新選組ものではダントツの出来。
サイモン・バーチ
主演 ジョゼフ・マッゼロ/イアン・マイケル・スミス
“モルキオ症候群”という難病に冒され、身長96センチしかないサイモン・バーチと私生児であるジョーの友情を描いた作品。ジョン・アーヴィングのベストセラー小説の映画化。
もうボロ泣き。思わず声あげて泣きそうでしたよ。成人のジョーをジム・キャリーが演じ、最初と最後にちょこっとだけ出演してるんだけど、最後の台詞もジム・キャリーだからこそ生きたとさえ思え、非常に好印象だった。
鮫肌男と桃尻女
原作:望月峯太郎
主演:浅野忠信
組織の金を持ち逃げした鮫肌黒男(浅野忠信)と、彼の逃走に巻き込まれて一緒に逃げ回ることになるホテルの女子従業員桃尻トシコ(小日向しえ)。その二人を捕まえようとするギャングたちと、森の中で繰り広げられる追跡劇。望月峯太郎の同名コミックの映画化。
ストーリーは単純過ぎて物足りなさを感じるが、脇を固める寺島進、岸部一徳、鶴見辰吾、島田洋八、我修院達也(若人あきら)がいい。特に我修院達也はおかし過ぎ。
シックス・センス
主演 ハーレイ・ジョエル・オスメント/ブルース・ウィリス
小児精神科医のマルコム(ブルース・ウィリス)は、かつて救えなかった患者とよく似た症状を持つ8歳の少年コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)と出会う。少年には死んだ人間の姿が見える“第六感(シックス・センス)”があった・・・。
とにかく何も知らずに見て欲しい映画。そして衝撃のラストを味わい、もう一度見て欲しい。二回目でこの映画の本当の良さを感じられるのではないか。この映画だけは“秘密”を語ってはいけない映画である。なので、詳しく書けないんですよ〜。
シンプル・プラン
主演 ビル・パクストン/ビリー・ボブ・ソーントン/ブリジット・フォンダ
墜落した飛行機の中から440万ドルの大金を発見した三人は、その金をねこばばしようと計画を立てるが、自体は思わぬ方向へと転がっていく・・・人生を狂わすのは、ちょっとした思いつき(シンプル・プラン)が悪い方向に転がり出した時。そしてドミノ倒しの如く止まらない・・・という映画。
映画自体の雰囲気は良かったが、原作と比較してしまうと主人公のハンク(ビル・パクストン)の小心さが欠けていたと思う。普通の人が大金を目の前にして狂っていく様は描かれていたが、気の強い妻と小心者の夫というコントラストが弱かった。人はいいが、お荷物的な扱いを受けてる兄ジェイコブ(ビリー・ボブ・ソーントン)の描き方は、素晴しかった。原作を超えているかも。
スネーク・アイズ
主演 ニコラス・ケイジ
舞台は1万4千人もの観客を集めた巨大スタジアム。ボクシングの試合中に国防長官が暗殺された。その場に居合わせた刑事リック・サントロは、犯人を探していくうちに裏でうごめく陰謀に気づく。
オープニングの13分間ノーカット連続撮影が取り上げられているが、要所要所に見せるブライアン・デ・パルマのカメラワークは最高。内容的には先が読めてしまうが、カメラワークに酔いしれる。
スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス
主演 ジェイク・ロイド/リーアム・ニールソン/ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン
スター・ウォーズのエピソード1。後のダース・ベイダーであるアナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)が、クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニールソン)と出会い、奴隷の身からジェダイの騎士へと新たな人生を踏み出したところまで。何故、暗黒面に導かれてしまったかはエピソード2以降のお楽しみ。
スター・ウォーズ好きな私には、ストーリーがどうだとか、人物が描ききれていないだとかは、二の次。最高に楽しめた。エピソード4以降の物語を思い描きながら見るのもなかなか面白い。ただ、楽しみにしていたダース・モールの登場場面が少なかったのが残念でならない。最後もあっけなかったが、あのまま死んではいないと予想しているのですが・・・エピソード2でもその姿が見れるのではないかと密かに期待していたりして。
双生児
原作 江戸川乱歩
主演 本木雅弘/りょう
双子でありながら医者の跡取りとして豪邸で暮らす雪雄と、醜い痣のため捨てられ貧民窟で育った捨吉(本木雅弘二役)。捨てられた復讐心からか、捨吉は、両親を殺害し雪雄を井戸に投げ捨て、雪雄に成りすまし生活を始めた・・・。
いつもの塚本監督の作品とは一味違うというのが第一印象。疾走感というか暴走感というかそんなスピード感が塚本監督の魅力でもあるのだが、今回は極力抑えられていたように感じた。しかし、塚本監督の独特な世界感は健在で、明治末期の日本という時代設定はあるものの、歴史上の世界とは異なる世界を見せてくれた。主演の元木雅弘の二役もいいが、りょうがすばらしく魅力的であった。そして衣装がまたいい。それと一場面しか出てないが浅野忠信が妙にいい。見ている時より後からじんわりおもしろさがでてくる映画であった。
ソルジャー
主演 カート・ラッセル
人間兵器<ソルジャー>として育てられたトッド3465(カート・ラッセル)は、遺伝子操作で誕生した新世代ソルジャー・ケイン607(ジェイソン・スコット・リー)との戦いで完敗し、廃棄物投棄星アルカディア234に捨てられてしまう。しかし、その星に住み着く人間に助けられ、徐々に人間の心を取り戻して行く。
未来社会なのに、なぜ肉弾戦?と思いながらも楽しんだ。でも、『ブレードランナー』のスタッフ結集と言うわりには、お粗末な映画。でもまぁB級映画の楽しさがあって満足はしたんだけど。
TAXI
監督 ジェラール・ピレス
主演 サミー・ナセリ/フレデリック・ディーファンタル
飛ばし屋のタクシー運転手と新米刑事が共同して銀行強盗を追う、リュック・ベッソンが製作・脚本したカーアクション映画。
カーアクションのシーンは迫力があり面白いんだけど、それだけの映画。リュック・ベッソンともあろう人が何故こんな映画を作ったんだぁ〜と叫びたくなるB級映画。
チャイルド・プレイ〜チャッキーの花嫁
主演 チャッキー(声:ブラッド・ダーリフ)/ティファニー(声:ジェニファー・ティリー)
前作でバラバラになったチャッキーを、恋人だったティファニーが盗み出し復活させる、シリーズ4作目。
ホラー映画もシリーズ化するとコメディ映画になってしまうのかぁ〜〜〜という映画。
DDLJラブゲット大作戦
主演 シャー・ルク・カーン/カージョル
頑固な父を持つシムラン(カージョル)の元に、ある日、父親が決めた許婚との結婚の話が不意にやって来る。とまどうシムランだが、父親の喜ぶ姿に逆らう事ができず、しぶしぶ承諾する。その代わりに独身最後の思い出にと友達と一ヶ月のヨーロッパ旅行に出かける。その旅行先で出会ったのが、お気楽青年のラージ(シャー・ルク・カーン)。最初は犬猿の仲の二人だったが、次第に心を寄せ合うようになった。しかし結婚が決まっているシムランにラージは気持ちを告げる事もできず、旅行も終わりを迎えた。(ってのが第1部)シムランのラージへの気持ちを知った父は激怒し、シムラン一家は早々にインドへと帰国する。追いかけるラージ。果たして二人の愛の行方は・・・(ってのが第2部)
上映時間が3時間8分、初めて見るインド映画ということで期待と不安が渦巻く。前半1時間半見たところで、まだ映画1本分残っているのかぁとうんざりしたが、後半が面白かったので意外とあっという間。結局、前半部分も後半を見る上では重要な話だったので3時間楽しんだって感じ。でも、もっと短くできる内容だったけど・・・。カメラ目線で歌い踊るのは、ちょっと間抜けで素敵すぎます。
余談ですが、タイトルの『DDLJ』は、ヒンディー語のDilwale Dulhania Le Jayenge(花嫁は僕の胸に)の略だそうな。
ディープ・ブルー
出演 トーマス・ジェーン/サフロン・バローズ/サミュエル・L・ジャクソン
アルツハイマー病の特効薬を開発している海洋医学研究所アクアティカで、遺伝子融合で高度な知能をもったサメが人間を襲う海洋モンスター・パニック映画。
『ジョーズ』に『エイリアン』を足したみたいな映画。退屈はしないが満足もしなかった。予想に反した人が死んでいくのは、予期せぬ出来事さが倍増しておもしろかった。投資家の代表であるラッセル・フランクリン(サミュエル・L・ジャクソン)のあっけなく喰われる様には唖然。
富江
主演 中村麻美/菅野美穂
伊藤潤二原作の『富江』の映画化。刻まれても死なない富江の恐怖を描く。
原作の面白さや恐怖が10分の1、いや100分の1、いやいや1000分の1も出ていない、最低の映画。金出して見る価値なし。
ナイトウォッチ
主演 ユアン・マクレガー
死体安置所で夜警のバイトを始めた法学生のマーティンが、連続猟奇殺人の犯人の罠にかけられていく、サイコ・スリラー。『モルグ』のリメイク。
『モルグ』はビデオで見た事があったので、犯人はわかっているはずなのに、死体安置所のシーンしか覚えていない。その記憶のなさが幸いして楽しめた。でも、誉めるほどの映画じゃないけど。
バグズ・ライフ
アリの収穫を横取りするバッタと闘うために、働きアリのフリックは“用心棒”を探しに旅立つ。しかし、フリックが連れ帰ってきたのはサーカス団の虫達だった・・・
『アリとキリギリス』をベースに『七人の侍』を加え、フルCGアニメで加工した作品。エンドロールまで遊び心満載でなかなか面白かった〜。
白痴
原作 坂口安吾
主演 浅野忠信
過去なのか未来なのかわからない日本のどこか。そこでは半ば日常と化した戦争が続けられていた。TV局に勤めている伊沢(浅野忠信)は、カリスマ的アイドル、銀河(橋本麗香)に振り回されながらも日々を送っていた。そんなある日、伊沢の部屋に隣に住む白痴の人妻、サヨ(甲田益也子)が忍び込んでくる。そして奇妙な同棲生活がはじまるが、伊沢の住む場所にも敵の空襲が訪れる・・・
期待が大きかったが、期待通りとはいかなかった。天才は大人になって凡人になってしまたのか、それとも天才の感覚を理解できない自分が凡人なのか・・・。ビジュアリストだけあって“銀河”のシーンは凄くイイ。でも、人間味を出してしまったのはペケ。
8mm
主演 ニコラス・ケイジ
8ミリフィルムに残された少女惨殺シーンの真偽を確かめる仕事を引き受けた私立探偵のトム・ウェルズ(ニコラス・ケイジ)は、謎を解明していくうちに自らも正気を失っていく・・・。
『セブン』を書いたアンドリュー・ケビン・ウォーカーが脚本を書いているという事で期待せずに行ったのだが、その通りの作品だった。救いのないほど暗〜い映画。
ハムナプトラ〜失われた砂漠の都
主演 ブレンダン・フレイザー/レイチェル・ワイズ
死者の都“ハムナプトラ”の秘宝を追い求めた人々は、封印された呪いを解いてしまい、邪悪な男・イムホテップを復活させてしまう・・・。
『レイダース』のような冒険活劇かと思ったら、ミイラ男の復活を描いたB級映画。原題を見たら“mummy”となっていたので納得。まっ、SFXが凄かっただけの映画かなっ。
ヴァンパイア 最期の聖戦
主演 ジェームズ・ウッズ
歴史上最初に現れたヴァンパイアのヴァレックと始末人(スレイアーズ)のジャック・クロウとの死闘を描いたアクション・ホラームービー。
ホラー映画の西部劇仕立てって感じで、恐怖感はないが爽快感がおもしろい。
ビッグ・リボウスキ
制作・脚本 イーサン・コーエン
主演 ジェフ・ブリッジス
ロサンジェルスに住むリボウスキ(ジェフ・ブリッジス)は自分を“デュード(いかした男)”と呼んでいたが、同じ名の金持ちのリボウスキと間違われ、とんだ災難に巻き込まれていく・・・。
登場人物の関係がよく理解できなかったので、チンプンカンプン。でも、おもしろかったという変な映画。
ファイト・クラブ
主演 エドワード・ノートン/ブラッド・ピット
殴り合う事を目的に結成された“ファイト・クラブ”。そこに集まった男達は、暴力により精神を浄化させていた。そのファイト・クラブの設立者タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)とジャック(エドワード・ノートン)の奇妙な物語。
この映画も真実を知らずに観て欲しい映画・・・でもちょっと矛盾は感じるけど。好き嫌いが別れる映画だと思うが、私は好きな方。主演二人のキレた演技も必見。
FACE
主演 ロバート・カーライル
レイを中心とした5人の武装強盗団は、造幣工場に押し入り現金を強奪する。ところが予定外に金は少なかった。予定外の少なさに、仲間を裏切り独り占めしようとする者が現れ、男たちの絆が崩れていく……。
題名のFACEは“OLD-STYLE FACE=昔かたぎ”からきたもの。その通りに凶悪犯罪の道に足を踏み込んでいるものの、悪になりきれない男達を描いた傑作。ロバート・カーライルが演じるレイが渋い。
マトリックス
主演 キアヌ・リーブス/ローレンス・フィッシュバーン/キャーリー=アン・モス
ある日、ネオ(キアヌ・リーブス)の自宅のパソコンのモニター画面に、「起きろ、ネオ」「マトリックスが見ている」「白ウサギの後をついていけ」の文字が浮かび上がる。腕にウサギの入れ墨のあるトリニティ(キャリー=アン・モス)に導かれて、ネオはモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)という男と出会う。彼に見せられた真実の世界は、驚くべきものであった・・・。現実の世界だと思っていた世界が“マトリック”と呼ばれるバーチャリアリティの世界であり、現実はA.I.(人工知能)が人間を支配している世界だった・・・。その世界でA.I.に戦いを挑む人間達の話。
その世界感といい、映像の素晴しさといい、カンフーアクションのおもしろさといい、大満足であった。映画の中に仕込まれた童話なんかも遊び心があってイイ。この作品の続編を作るらしいが、作らない方がいいのになぁと思う。
名探偵コナン 世紀末の魔術師
原作 青山剛昌
ロシアの秘宝“インペリアル・イースター・エッグ”をめぐる殺人事件に巻き込まれ、事件を解決していくコナンの活躍を描いたミステリー・アニメ。
コナンの宿敵・怪盗キッドの登場により、話に面白味が出た。ただ、どうしてもテレビの延長線上の物語になってしまうので、目を見張る面白さに欠ける。
メリーに首ったけ
主演 キャメロン・ディアス
高校時代の憧れの彼女を忘れられず、探偵を使って捜してみたが、メリーに首ったけなのは彼だけではなかった・・・雇った探偵までもがメリーに恋してしまう始末。そんなドタバタ恋愛映画。
メリーを取り巻く男達の珍騒動が笑える。で、なんと言ってもキャメロン・ディアスが最高にかわいい。あんなにキュートでかわいいんじゃ夢中になるのもわかる。映画を見ている私までもメリー(キャメロン・ディアス)に首ったけになってしまった・・・。
ラストサマー2
主演 ジェニファー・ラブ・ヒューイット
轢き逃げ事故を根に持って襲ってくる殺人鬼を描いた『ラストサマー』の1年後を描いた続編。
“犯人が誰か”という点で見てしまった前作が非常に期待はずれだったのに対し、もろ殺人鬼を描いた2作目は予想していた以上に面白かった。まぁ在りきたりな展開ではあるんだけどね。それにしても執念深い殺人鬼だこと・・・。
ラン・ローラ・ラン
主演 フランカ・ポテンテ/モーリッツ・ブライプトロイ
組織の金を電車に置き忘れ、約束の時間までに金を用意しないとボスに殺されてしまうと、恋人マニから電話を受けたローラは、20分以内に10万マルクを調達しようと走る、走る、走る。この20分を、ほんのわずかの時間差で運命が変わってしまう3本のストーリーにし、ローラが愛をかけて走り抜ける。
こんな単純なストーリーなのに凄くおもしろい。で、見終って爽快さが残る映画。
ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
出演 ニック・モーラン/デクスター・フレッチャー/ジェイソン・フレミング/ジェイソン・ステイサム
舞台はロンドンの下町。一攫千金の夢を見る4人組(エディ/ソープ/トム/ベーコン)はギャングの顔役ハリーを相手にカードでひと儲けしようと一世一代の賭けに出る。しかし、結局、ハリーに莫大な借金を作ってしまい、1週間以内に大金を返さなければ指をつめろと脅迫される。 そして、エディたちは隣に住む悪党ドッグがマリファナ工場から奪ったドラッグと金を横取りし、借金の埋め合わせにしようとするが・・・。
前半のリズムが若干弱いが、後半は最高。転がり続ける犯罪の行方が、予想できなくてむちゃくちゃおもしろい。すげー人数が死んいるのに何かポップな青春クライム・ストーリーであった。