物語はとある病院の中庭で始まる。婦長相手にガン告知の練習をする気の弱い医者。告知を受ける患者と妊娠中のその妻。さらに本当に病気なのか、もう何年間も入院中の自称画家。看護婦にちょっかいを出す入院中のラブホテル経営者。病院という死に限りなく近い場所で繰り広げられる人間ドラマ。夫婦愛、親子愛、そして人としての全ての愛について考えさせられる、心温まるストーリーでした。
ラストでやはりおいしいところをもっていったのは、ご存じ、サザエさんの舟さんでおなじみの麻生さんでした。鈴置プロデュースの作品は役者さんのすばらしさ、作・演出の堤さんが描くストーリー、どれもすばらしい、おすすめのものばかりです。今後も、ここのお芝居は毎回欠かさず観ていきたいと思います。
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