UN-BALANCE

雷電 第一回公演「雷電支度部屋」

日時:平成15年12月6日(土)、7日(日)
場所:下北沢 「劇」小劇場
料金:全席指定3300円
出演:鈴置洋孝、麻生美代子、中野順一郎、田中完、その他
演出:堤泰之(プラチナ・ペーパーズ)

満足度:★★★★★


KKT、散歩道楽、桜丘社中の3劇団+鈴置プロデュースの常連メンバーの客演というスーパーユニット雷電の第一回公演でした。3話仕立てのお話で、それぞれ、3劇団の作家さんが一話ずつ話を書いていて、演出はこれまた鈴置プロデュースでおなじみの堤泰之さんがやられてます。とある地方の市民ミュージカルの開場してから開演するまでの30分間にまきおこる騒動をおもしろおかしく見せてくれました。1話が男楽屋での30分、2話が女楽屋での30分、3話がスタッフルームでの30分と、一時期話題になったザッピングドラマのように、同じ時間での3場面でのお話でした。たがいに人物の行き来があるので、いろんな伏線や、逆に1話でのこのシーンは、3話のこれをうけての事だったのか、などと普段とは違った楽しみ方もありました。

「1話でのトラブルは、男役者同士の喧嘩、2話のトラブルは、女好きの演出家をめぐっての女優陣のボイコット騒ぎ、3話では、前市長のとある事件をめぐっての陰謀?と、開演30分前になって、開演不可能な状態に。さらに作家の思惑と異なるラストシーンに作家が逆上するのが重なって、いったいどうなることやら・・・はたして開演できるのでしょうか。」

なにしろ、このお芝居はおもしろい!!の一言です。笑いすぎて涙が出ました。歌もあると思えば、下ネタっぽいところもあり、小ネタもありで、笑いっぱなしでした。結局、土日の2回観たのですが、これは何度観ても良いと思いました。久しぶりに五つ星つけました。今年一番の俺的ヒットです。TVで放送してくれないかなぁ。何にしろ、今後注目したいユニットの一つとなりました。はたして第二回公演はあるのでしょうか。


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