演出:宮本勝行
満足度:★★★★★
時代はアポロが月に到着した昭和44年。作家である父、おじいちゃん、娘5人の家庭で長女が結婚する前日のちょっとしたドタバタを、楽しくそしてしっとりと演じてありました。なんといっても、宇奈月さん演じる父親と山口さん演じるおじいちゃんの掛け合いが楽しかったです。それに加えて、娘達やとなりのおばちゃん、はたまた土地買収にやってきた不動産業者がからんできて、いろいろと楽しい展開になりました。家族の愛情を感じられて、見ているこちらが終始笑顔になってしまってました。こんなに幸せな気分になれたのは久しぶりな気がします。日常でのささやかな1シーンを切り取るにんじんボーンの真骨頂というべきお芝居でした。もう一度見てみたいくらいです。明日暇だったら見に行こうかなぁ。