UN-BALANCE

劇団蓮(REN)ANOTHER公演

「STORY OF SS」

日時:平成15年10月19日(日)
場所:阿佐ヶ谷アートスペースプロット
料金:自由¥1000
出演:沢田ひろあき、大越誠典、MARI、堀江ばんび
作:伊勢タケル、演出:畔上義夫

満足度:★★★★☆


「時代や舞台設定ははっきりしない内戦状態で荒れた国。内戦のためにオリンピックに出られなくなり、亡命しようとして失敗した郵便局員が主人公。そして妖しげな局長と、彼をどうにかして走らせようとする謎のスナイパー。実はスナイパーの妹が主人公の元恋人であり、彼を想いながら死んでいった妹のために、走れなくなった主人公に走ることを思い出させようとするのであった。だが局長には別の思惑が・・・そしてそれは神と悪魔の戦いでもあった。はたして主人公は走り出すことが出来るのか・・・」

ちょっと久しぶりの劇団蓮でした。最初、話が飛び飛びでわかりづらかったのですが、後半は盛り上がってなかなか楽しめました。寒いギャグと神と悪魔の戦いは無くても良かったような。主人公の演技は、今後がんばっていこうねって感じでしたが、局長役の場面場面での性格の演じ分けはすばらしかったです。劇中の「自分で選んだ不幸は不幸ではない」という台詞が気に入ってしまいました。あと最後主人公が走るシーンで、靴ひもがほどけていて、こけやしないかどうかドキドキしてました。最後までこけずに済んで良かったですよ。

蓮は良いときも、もうちょっとという時もあるのですが、今回このお値段でこの内容はお得だったかな。採算が取れているのかが心配です。もうちょいストーリーがわかりやすいとなお良いのではないでしょうかと勝手に思ったりして。


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