左手利きの自由な手
●片手で使える製品を使ってみよう

基本的に左右の定義がない製品は右手で使うことを前提にしているものが多くあります。こういう系統のサイトで取り上げられる代表的なものはハサミですかね。逆の手では使いにくいといういい例です。

とはいえ、右手前提の製品は右手で使うことに慣れてさえしまえば、ペンで字を書くことに比べて大した問題になりません。これは左手利きにとって大きなアドバンテージになることもしばしばあります。

先日デジカメで猫の動画を撮っていたときのこと。普段どおりに猫と遊びながらその様を自分で撮っていたわけです。PCに動画を取り込んでから気が付いたのですが、普段通りなんですよね。それに違和感を感じました。自分の利き手が猫を触っている光景を見て「自分が撮影した」という事実と矛盾を感じたというのが正しいでしょう。

どうやら「物を使っている」のと「猫と遊んでいる」という行動が同時に行われている情報が頭の中で混乱を招いたようです。カメラ全般は右手前提製品です。ですので、右手でカメラを持つということは左手が空くわけです。それで普段通りの行動が出来たわけですが、それに気がつくまで気持ち悪かったです。

空いた左手がいつも通り使えるというのはかなり便利です。猫と遊ぶくらいなら右手利きでも左手で充分と思うでしょう。オモチャで遊ばせるくらいだったらそれでいいかもしれません。でも、猫を思う存分楽しませることができますか?。猫が本気で遊んでしまうような的確な動きを実現できてますか?。このへんは動物に対する愛情の差も影響するので、良し悪しで判断するのは難しいですね。

左手が空くと、カメラを回しながらキャッチボールができるとか、水面での飛び石遊びを自分で撮れるとかそんなこともできますね。

他に例をあげると、足場が崩れて転落死しそうになったとき、咄嗟に伸ばした手が利き手だったので事無きを得られるというのもありますね。右手利きの人はうまく掴めないか耐久力がないので転落死。

なんだかんだで右手で物を使い、左手は普段通りというのが自然に行える社会なんですよね。右手専用製品も慣れてしまえば、片手が塞がるという弊害もなくなり便利なものです。


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