ヴィエンチャンVientiane ページ1
Vat Sisaket
ワット・シーサケット
ワット・シーサケットは1818年、アヌ王(King Anouvong)によって建てられました。
ヴィエンチャン最古の寺院です。
戦争の被害を受けましたが、戦後ラオスの人たちの手によって修復され、保存されています。
市内で唯一、建立された当時のままの姿を保っている寺院です。
本堂を囲むように回廊があり、その壁には仏像が安置されています。
その仏像の数は、6,840ですが、そのほとんどが度重なる戦争によって、
目や頭上に入っていた宝石が、一部は残っているものの、そのほとんどは奪われてしまっています。
戦争時には動乱に乗じて必ず略奪ということが行われますが、この寺院でもその傷跡が残っていました。
ラオスやタイの仏像を代表する形です。
右手が大地を指しているという印相は、大地の力を吸収しているという意味があるそうで
触地(ソクジ)印といいます。青銅製。
この仏像が、この寺院で一番綺麗な仏像でした。でも、残念ながら頭上の部分は、
宝石を奪うために壊されていて、修復されていました。
青銅製の仏像
ワット・シーサケットで現存する最古の仏像だそうです。
写真の通り泥人形のような、顔もよくわからない仏像でした。
光背は半分壊されていました。
ワット・シーサケット最古の仏像
回廊の壁一面には、小さな仏像が安置されてます。
破損して修復されていない仏像が無造作に積み上げれていました。あれはどうするのだろうか?
回廊壁面の無数の仏像
(宮本 義宣)
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