ヴィエンチャンVientiane ページ２
Vat Xieng Khouane (Buddha Park)
ワット・シエンクアン (ブッダ・パーク)
ヴィエンチャン市街からメコン川に沿って南東２４キロ、友好橋よりも更に南下。
車でおよそ４０分強。ワゴン車の運転手さんは飛ばしてくれたのですが、
道路があまり良くなく、オソーイ車にも引っかかるので、信号もほとんど無い割には時間がかかります。
ワット（寺）とは名ばかりで、１９５８年に霊能者ブルンアスリラットにより建てられました。
純粋な仏教ではなく、ヒンドゥー教などを含む混合宗教であり、
今でいえば新宗教といったところでしょうか。
但しドコゾ何処ぞの国にはこびっているそれらと違って、お金目当てという匂いは感じられませんが。
広い敷地の中に、所狭しとコンクリート製の像が安置されています。
私は息が詰まる思いがしました。圧倒。この創作エネルギーは一体何処から湧き出てくるのでしょうか。
目的の涅槃仏はその雑然とした中に鎮座していました。「大きい！」。
だが、ラオスのブッダはほとんどそうなのですが、赤煉瓦の骨格の上にコンクリート。
いかにも味気ない。但し４０年という月日が風格だけは漂わせていました。
母なるメコンと父なるブッダ
すぐ隣はメコン川。川向かいのタイではまた違った暮らしがあり、文化があります。
メコン川は悠久の時を経て流れ、人間の栄枯盛衰を見つめ続け、
ブッダは悟りの境地から人間の本質を見つめ続ける。ゆったりと、穏やかに。
人間は、いや私は何処へ行き着くのであろうか。それを見失っなていないだろうか…。
ブッダの息づく大地、アジアは本当におもしろい。
のーんびり、ゆったり、生きようよ
（菅原 智之）
ひとつ上に戻る
Up one directory