Laos ページ 8
プーシーの丘 Mt. Phou Si
ルアンパバンを一望できるプーシーの丘からの写真です。なかなかの絶景です。
しかし、その中にもポツンと戦争に備えた大砲がありました。
国境争い激しい内陸国。島国日本との違いを痛感させられますね。
タット・チョムシー That Chomsi
丘の中にある洞窟の寺院です。
雨乞いをする仏像(両手を下に広げて立っている仏像)がいっぱいですね。
しかし、なぜかこういう場所にはお線香を売るお坊さんが常にいます。
お線香を売るというよりも、それが拝観料代わりなのでしょうか・・・。
あの、「買ってくれー」という無言のプレッシャーに打ち勝つのはなかなか難しいものです。
この二枚の写真はお釈迦さまの生涯を絵で表したものです。
ここで、少しお釈迦さまの生涯について。
お釈迦さまは、2500年前、インドのシャカ族の王子として生誕されました。
写真の説話中には、母マヤ夫人が体内に白い象が入る夢を見、子を宿されました。
そして、お釈迦さまは生まれたと同時に七歩歩まれ「天上天下唯我独尊」とおっしゃられたと描かれています。
成人後、妻をめとられ子供に恵まれましたが、29才の時、地位、財産、そして家族を捨てて出家されました。
悟りを開かれたお釈迦さまのご生涯は八十歳で入滅されるまで伝道活動に徹した生涯でありました。
絵には悟りに至るにあたってのエピソード、スジャータという娘から乳粥をもらう姿や、
悟りに至るのを邪魔する悪魔の誘惑、涅槃の姿が、色彩鮮やかに描かれています。
この寺院のすぐ近くに仏足跡があるというので見に行きました。
(インドではお釈迦さまが亡くなられて間もない頃、仏像ではなく、仏様の足跡の絵を礼拝の対象にしていた時代がありました)
真っ暗の穴のなかをライターで火をつけて見ると、
岩のところに跡らしきものがありました。なるほどね、という感じでした。
【仏足跡】
タット・チョムシーから丘を裏側へ降りていくと、お寺があります。
ここは、出家した小学生から中学生ぐらいのお坊主さんが学ぶ学校でもあります。
(お坊さんになる学校ではなく、お坊さんが通う学校です。)
我々がそこを訪れた夕方(4時頃だったでしょうか)、読経の声が響いてきましたので、本堂を覗いてみました。
すると20名ほどの幼いお坊主さんが一生懸命に読経中でした。中にはじっと出来ずにモゾモゾとしている人も・・・。
Buddham Saranam Gacchami 「永遠の仏に帰依いたします」
Dhammam Saranam Gacchami 「真実の法に帰依いたします」
Sangham Saranam Gacchami 「それを拠り所として生きる仲間に帰依いたします」
仏教徒共通の、このお経の言葉が聞こえてきたとき、国や言葉の違いを越えた“連帯感”を感じました。
【お坊さんが通う学校】
(岩佐准光)
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