我々が訪れた３月は、例年ならば３０℃程の筈ですが、

この年は雨期が１月も早くやって来てしまい、２０℃を切る寒さ。

川の上はもっと寒かったです(T_T)。訪れる方は油断せずに、長袖を持参されることをオススメします。

「パク・ウーの船着き場。手前の小さな船で大河メコンを進みます」

ここには上下に２つの洞窟があります。

「タム・ティン」

　「タム・プラカチャイ入り口」

下の洞窟をタム・ティン《Ｔｈａｍ　Ｔｉｎｇ》、上の洞窟をタム・プラカチャイ《Ｔｈａｍ　Ｐｒａｋａｃｈａｙ》と呼ばれています。

　２つの洞窟は長い階段で結ばれています。３００段ほどあったでしょうか。結構きついです(^_^;)。

　洞窟の中には信徒さん方が納めた仏像が安置されています。「平和を表す仏像」や「雨乞いの仏像」等々。

「タム・プラカチャイの中」

　日本では目にすることのない大小の仏像が、思い思いの場所に５０００体も安置されていたでしょうか・・・。

それでも以前より少なくなってしまったそうです。

とても穏やかで物静かなラオスの人々なのに、盗人はいるのです。

古い仏像を骨董として売ってしまうそうです。人間の本性とは、どうしようもないものですね。

　蝋燭の明かりだけで訪れる洞窟は、とても静かで、そして幻想的でした。

「ブッダは静かに人々を導きます」

（菅原　智之）