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「名所・旧跡こぼれ話」

このコーナーは、東京教区内の隠れた名所や御旧跡にまつわる
こぼれ話など、あまり知られていないものを紹介していくものです。

名所・旧跡こぼれ話
第3話

三部経千部読誦の地・宝福寺
(群馬県邑楽郡板倉町板倉)
 

  親鸞聖人関東最初の逗留地、佐貫の庄板倉の里と言われる群馬県板倉町の真言宗宝福寺。建暦元年1211年越後への流罪を解かれた後、1214年親鸞聖人は関東へ赴き、最初にこの宝福寺に逗留され、「三部経千部読誦」の故事もここでの出来事である。

  境内に立派なコンクリート造りのお堂があり、二十四輩の性信房の座像が安置されている。

  宝福寺は親鸞聖人の高弟である性信房が聖人から関東の教化を託され浄土真宗の布教に努めた地でもある。

  所在地は東北自動車道館林インターから国道354号線を東に向かって約3q、県立板倉高校の東隣。


宝福寺本堂 
以前は板倉高校の敷地をも含む大きなお寺であったそうだ。いまは無住の寺である。
手前の階段は性信房座像が安置されるお堂の階段。



性信房座像
この座像は拂子(ほっす)を持っている。群馬県指定重要文化財に指定されているが、
きれいに安置されているとは言い難い。
紹介者: 白川淳敬 

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