POSTEIOS カンボジア紀行
カンボジア紀行 〜 第9章 〜 タ・プロム |
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ジャヤヴァルマン7世によって12世紀後半に建立されたタ・プロム寺院は、アンコール・ワットの北東約3kmに位置しています。 |
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ここは遺跡の上に巨木がそびえています。長い年月、ゆっくりと、その樹は生きてきました。まるで遺跡を飲み込んでいるようです。 まさに圧巻。 | |
早朝に訪れたので、観光客はほとんどいませんでした。朝の清々しい空気と小鳥たちのさえずりの中、私の目の前に現れた光景。それ | |
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繁栄と衰退。生と死。蕩々と流れる、圧倒的な時間の長さ。本当に私はちっぽけなのだと感じました。そしてどんなに繁栄したものも 必ず滅するときがやってきます。そう、今の我々の文明も。 | |
諸行無常。存在するすべてのものは必ず滅するという真理。「奢るな、たかぶるな」と。タ・プロムは、ブッダの説法そのものでした。 | |
朝は7時頃から開門ということです。朝夕の暗い時間は強盗被害の恐れがあるとのことなので、警備員がいる時間に見て回ることをお勧めします。 | |