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インド・パキスタン 核実験について


 インドに続きパキスタンでも核実験が行われるというショッキングな出来事がおこりました。核の問題では、0か10かしか考えられません。「インド・パキスタンに核の配備をしてはならない」ということを核保有国が、核を持ったまま言っても説得力はないのです。「隣国インドが核実験を行ったのであるからその脅威から自らを守るために自分も持つ」というパキスタンの主張も理論としては成り立ってしまうのです。インドも常に中国の脅威を感じているのです。核を世界中で完全に0にするか、抑止力を言うのであれば、各国がみんな持って抑止し合うしかないのです。しかし、各国すべてが核を持ったとしたなら、一触即発というその脅威は人類滅亡の脅威となるでしょう。よって、核を0にするという方向へ進まねばなりません。その第一歩は、核保有国が自ら核を捨てることを宣言することから始まるのです。これは、単純明快な答えであり、唯一の解決方法であると考えられます。その道への希望が見え始めていたと私は思っていました。

  核が人類の存在を脅かしていることは、世界中でわかっていることです。その脅威に核保有国もおびえているのです。現在、潜在して核を保有する国も数カ国あると聞きます。そして、いま、核実験の飛び火が危ぶまれています。インド・パキスタンのみを非難の対象にするのではなく、核保有国すべての国民に核廃絶の方向へ進む議論をするように訴えるべきであります。

  その役目は日本にもできるはずです。アメリカとの同盟でその軍事力に依存し、核の傘の下にいる日本が意見を言うのは説得力に欠けるという見方があります。インド・パキスタン・潜在国のみに訴えるのであれば、説得力はないでしょうが、核保有国すべてに等しい同じ意見を訴えるのであれば、核を持たない被爆国としての、説得力はあるはずです。

  傍観的立場に立つのではなく、あくまでも私たち一人一人の訴えを結集していくことが核廃絶への道を切り開くと思っています。
(宮本義宣) 

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