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「自殺について考える」その2


  「大往生」という本が売れました。その作者の永六輔さんがその本の中で書いているのですが、ラジオの番組で、ある少年からの質問に「人間どうせ死ぬのに、何で生きるの」という質問があったということです。

 我々が生きる目的、生きがいとは何でしょうか。


 それが見つけられずに悩んでいる人も多くいます。

 ハンセン氏病患者の療養所で医師として勤務をし、患者の精神的なケアを行い、その時の体験をもとに、人間の生きがいとは何かを追求した神谷美恵子さんの著「生きがいについて」にはこう書かれています。


「もっとも生きがいを感じる人は、自己の生存目標をはっきり自覚し、自分の生きている必要を確信し、その目標にむかって全力をそそいで歩いている人、いいかえれば使命感に生きている人ではないだろうか・・・・使命感とは、自分が生きていることに対する責任感であり、人生においてほかならぬ自分は果たすべき役割があるのだという自覚である」



 神谷さんからヒントをいただいて私も一言

 人は「いずれ死ぬ」とわかっていながら普段「自分の死」というものを意識せず生きています。
だから「死にたい」と思ったとき、そこには今まで気づくことのなかったものが見えているはずだ・・・そう考えれば、死ななければ解決できないと思っていた自分とは違った自分が見えてくるかも知れません。
「死にたい」とは「生きたい」と思うことの裏返しでもあるからです。
                                           竹柴 俊徳

 

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