お彼岸の中日を前にした先月22日、本堂で悲しいお別れがありました。
ノブちゃん(33才)のご葬儀で、彼は姉2人妹1人の4人兄弟、みんな教覚寺少年会の修了生です。すぐ上のお姉さんがお別れの言葉を言いました。原稿もなく涙声でいろいろと想い出を語っていくうちに、
「・・・。いっしょにこのお寺にも来たよね。
一 仏の子はすなおにみ教えを聞きます
一 仏の子は必ず約束を守ります
一 仏の子はいつも本当のことを言います
一 仏の子はにこにこ仕事をいたします
一 仏の子はやさしい心を忘れません
ノブちゃん、仏さまの国でにこにこ仕事をしてください。さようなら」 |
私は一瞬我が耳を疑ってしまいました。こんなお別れのことばをまで聞いたことがありません。
彼女のその言葉は参列者の心に深く強く響きました。これは、もしかしたらノブちゃんの初仕事だったのかもしれませんね。
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南荘 乘宏
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