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礼 拝 堂
れいはい? らいはい?




 先日、民営の某霊園において49日法要のお勤めをする機会がありました。霊園内の「礼拝堂」と呼ばれる施設において、法要が営まれました。「礼拝堂」の正面には仏教の象徴である「法輪」がかかっていましたので、仏教各宗派の法要が営まれることを想定しているものと理解しました。

 さて、その施設ですが、小生は「らいはいどう」と呼ぶものと思って、霊園の職員の方々に幾度か確認したのですが、霊園では「れいはいどう」と呼んでいるとのこと。仏教では「合掌 礼拝」を例に挙げるまでもなく、通常、「礼拝」は「らいはい」と発音していますので、何とも釈然としない気持ちが残りました、

 『広辞苑』(第五版)を調べてみますと、

「らいはいどう」「@本堂の前などにあって本尊を礼拝する堂礼堂。A→れいはいどう」

「れいはいどう」「キリスト教で、教会堂以外の礼拝所。特に城塞・宮殿・学校などに付設したもの。らいはいどう。チャペル。」

とあります。『広辞苑』の説明に従えば、「れいはいどう」と読めば、キリスト教の施設ということになります。些細なことかもしれませんが、何となくこだわってみたくなりました。

石上 和敬


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