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 05.01.16 


「除夜会に思う」


 2005年12月31日(大晦日)は拙寺の恒例除夜会です。

 午後10時には、総代・世話人さんが参集して、打ち合わせを行いました。参拝者の整理と、振る舞い酒と甘酒の用意をして、テントの中で参拝者を待ち受けます。境内には、昼間の積雪が残り足下が滑ります。例年除夜の鐘に、来られる門信徒はおよそ400名。鐘を鳴らす数は108回なので、家族やグループごとに、1回のみならして頂きます。

 午後11時30分住職の挨拶のあと、最初に住職が鐘を鳴らします。引き続いて総代・世話人そのあと、一般参拝者に鐘を鳴らして頂きます。今年も若い家族単位で参拝される人々が多くなったなと、それが印象的でした。

 寺院は葬儀や法事の行事ばかりではなく地域社会と一体となり福祉活動を開催しておりますと、挨拶で話す会話にも共感を得られました。寺院は明るくて、楽しいところ。そんな行事を持ちながら、地域社会の人々と共に歩む寺院を目指して行きたいと除夜会に思うことでした。


東福寺 住職 杉浦海拙