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 05.03.01 


横浜市都筑区仏教会「公募仏前結婚式」



  都筑区仏教会は、10年前に都筑区が分区誕生して以来、32ヵ寺年会費2万円の予算により運営されています。
 当初は市仏の行事に参加する程度でしたが、平成12年度より一般区民の方々にもっと仏教を知っていただきたいとの意見が多数あがりまして、まずは「花祭り」の日に区内の2つの駅の前にて、花祭りパンフレットと甘茶の茎と風船を配布いたしました。
 平成13年度、14年度も同様の事業を展開いたしました。

 15年度は同様の趣旨で、区内の寺院マップを写真入りで制作し、区役所や駅舎などに無料で置かせていただきました。
 このマップを手に区内の寺院巡りをされている方もかなりおられるようです。又区内の歴史に触れることでの小学生の授業でも、参考にして寺院巡りを行っているところもあります。
 16年度は、7/10に「チベット音楽の夕べ」を寿福寺円通閣で開催。

 仏教を身近に感じでもらうために都筑区仏教会としてはさらなる試みとして、「公募仏前結婚式」を企画。16年度中に申し込みがあれば、一切の費用を無料にして何組でもお受けすることで、とりあえず第一回目は寿福寺円通閣に於いて行うことに。
 送迎、披露宴等はホテルにお任せ。ホテル側も了承。早速10/9にリハーサルを兼ねて、宣伝用のビデオ制作。進行に際して各宗派お勤めも作法が違うため、そこの所はあまり自己主張しないように、各寺院の方々がご苦労されました。

 12月に申し込みがあり、2回ほどリハーサル後、2/17にちに仏前結婚式が敢行されました。
 新郎新婦たちの宗旨がさだかではなかったようなので、かえって各宗派僧侶団の式次第でも良かったみたいです。
 式中新郎新婦は非常に緊張しているのがよくわかりました。
 後に、「友人のキリスト教徒が教会で挙げた式はとても良かったが、キリスト教徒でない者がファッション的な感覚でホテルの教会等で挙式する行為には疑問を感じていました。信仰していない神様の前で誓いをすること自体違和感をもっていた。仏様の前で、ご先祖様に誓いをたてる事ができて、ずっしりとそのおもさを感じた」と言っておられました。
 今後も希望者があれば各寺院でお受けしていく予定です。

 


多田 道空