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 06.07.01 


原因は身勝手な迷惑駐車?
道交法改正について
どうするご門徒宅でのご法事


 6月1日、道交法が改正されて駐車違反の取り締まりが厳しくなったのはご存じの通りです。以前はなんとなく黙認されていた短時間の違法駐車も厳しく取り締まられることにより、違法駐車が減りました。これは誠に結構なことですが、業種によっては死活問題になっているようです。

 宅配便を始めとする配送業、駐車場を違法路肩駐車に依存していた店舗(駐車場のないコンビニ、食堂など)などは切実な事と思います。

 それに加えて、我が仏教界も切実な問題になっています。もうすぐやってくるお盆の時期は、ご門徒さんのお宅にお参りに行く機会が増えます。首都圏の住宅事情はマイカーの駐車場があっても来客用の駐車場があるお宅は本当に少ないです。大きなマンションでも同様です。いままではご法事ということでお近隣の方々には許しを頂いていた(と思っていた)路上駐車も、たとえ近隣の方々にお許しを頂いても警察が許してくれなくなってしまいました。

 個人的にはこの道交法改正前から、出来るだけ駐車場に入れていました。しかし、駐車場の数の不足から改正前はすいすい入れた駐車場が満車になっていることが少なくありません。

 自動車がだめならオートバイでと言うことも考えますが、オートバイの駐車場はまずないですし、路上に駐車してしまえばオートバイも同じように違法駐車として取り締まられます。オートバイの駐車問題は自動車より深刻です。

 これからはご門徒宅の敷地内に入るような原付バイクもしくは、やはり自転車や徒歩でしょうか。


 この道交法改正の根っこは、身勝手な迷惑駐車だと思います。これさえなければ、お互いに認め合い許し合えるところでバランスのとれた交通社会になるのではないかと思います。



 白川 淳敬