この9月、宗派よりタブロイド版8ページだての新聞「安穏−京都からのメッセージ−」が発刊され、全国の寺院に発送された。
これはご門主の「親鸞聖人750会大遠忌についてのご消息」のおこころを体し、伝道布教のあり方、情報の共有発信のあり方を課題として、み教えをよりどころに問い聞き語り伝えていく活動の推進など、宗門の具体的な取り組みを、門信徒をはじめ有縁の方々に明らかにしていくために発刊されたものとされている。
全ページカラーで、文章量も程良く、写真が語る部分を大切にした構成になっている。記事の内容も、浄土真宗の法話、お聖教の解説などはなく、親鸞聖人の御旧跡紹介、本願寺法物特集などで構成されている。 何より今まで無かったことに、ご門主のインタビュー記事が8面の裏表紙に載った。これは画期的な事であろう。
これは明らかに浄土真宗を「深めよう」とするものではなく「広めよう」とする動きである。浄土真宗を「深めよう」とする方々から批判的な発言があるかも知れないが、「広めよう」とする動きもなくてはならないことだと思う。 一般寺院ではこの新聞を活用し、ますます浄土真宗を広めていくべきである。
この、安穏−京都からのメッセージ−は、本年2007(平成19)年より2011(平成23)年までの5年間に年2回、計10回発行される。
白川 淳敬
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