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 07.11.01 


縁起プロジェクト
[虹を翔るお坊さん]
東京ボーズコレクションの記者会見



 10月29日(月)、12月15日(土)に開催される超宗派仏教イベント「縁起プロジェクト[虹を翔るお坊さん]東京ボーズコレクション」の記者会見が築地本願寺内、カフェ・ド・シンランで行われた。

 このイベントの主旨は「インドから発生した仏教という虹は、・・・山河を越えてきた・・・七つの色を持つ仏教という虹に・・・生きる希望を持った・・・世界の国々に仏教という虹をかけていく・・・『虹を翔るお坊さん』・・・仏教の架け橋をつくるのが、「縁起」プロジェクト『虹を翔るお坊さん』。 お坊さんには色々な人がいて・・・一人一人魅力的なお坊さんばかり・・・お坊さんとコミュニケーションを・・・魅力的な各宗派のお坊さんを一堂に・・・「東京ボーズコレクション」を開催する」というもの。仏教に親しんで、仏教に関心を持っていただこうというもの。「仏教を深めよう」ではなく「仏教を広めよう」という視点。詳しくはホームページで(http://www.engi.jp/tbc/top.html)

 当日の催し物の内容は『世界の平和を願う』法要、プンダリーカ・ライブ、世界にお布施、プチ修行、子ども広場、お坊さん学習塾10年後のお寺をデザインしよう、佛教とはなんだ!永六輔氏&青山俊董尼講演。境内ではNGOフェアトレード・グッズ販売と国際協力バザー、ソトコト・ロハス・マーケットなど、盛りだくさんで、仏教各宗派の僧侶が開催協力するが、参加NGO団体も日に日に増えていくような勢いである。

 この企画は築地本願寺企画課がイニシアチブを撮っているが、各宗派、NGOなどから有志が集まり実行委員会形式を取っている。
 記者会見には、天台宗、真言宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗、浄土宗、真宗大谷派、浄土真宗の衣体を付けた僧侶並びに事務局が臨み、新聞、雑誌、ラジオ局、宗教関係など会場いっぱいの記者と活発な質疑が行われた。



 会見は出席各宗派代表が一言ずつのスピーチから始まった。質問は8宗合同で行う『世界の平和を願う』法要に集中し、その内容にまでおよんだが事務局は当日のお楽しみと言うことで納めた。中には、各宗派の僧侶は本山の許可を得て出ているのかという質問まで出た。今回の参加僧侶は「仏教情報センター」に参加している各宗派僧侶の有志が中心になっていて、本山を通しての参加ではない。また、集客のメインとして考えていた「永六輔氏&青山俊董尼講演」については記者会見では一問も出ず、社会の注目は別の所にあるようだった。




 記者発表の後は境内で撮影会を実施。この写真が翌日の新聞、ホームページなどに掲載され、マスコミ関係からの問い合わせや、協賛参加希望の団体など問い合わせが殺到したという。
 この会見後、思いのほかマスコミの関心度が上がり、本堂満堂で約700名のキャパシティーを心配する声まで出てきた。当初の予定より社会の反応は大きく実行委員会は手応えを感じている。12月15日(土)に向けて準備が進んでいく。

白川 淳敬