A: 皆様の中には、赤ちゃんが生まれて、「お宮参り」といって神社にお参りされた方も多いことでしょう。ご存じない方も多いと思いますが、実は浄土真宗にも「初参式」という式がございます。
「初参式」とは、赤ちゃんが仏の子として育ち、これからの人生を仏さまのお慈悲に包まれて生きていけるよう、人生の出発にあたり、その誕生を仏さまにご報告する式です。
初参式は、子にとっての人生の始まりの仏縁ですが、同時に親にとっても、親として生きる出発点であり、子によって与えられた尊い仏縁であります。「死」が大きな仏縁となるのと同様に、「生」もまた尊い大きな仏縁となるのです。是非、初参式を人生にとっての大切な儀式であるとご認識ください。
なお、初参式の時期については、特に日にこだわることはありません。ご家族の皆様がお集まりになりやすい日程をご相談の上、お寺までご連絡されるとよいでしょう。(中には、日にちを決めて合同の初参式を行っているお寺もあるようです)
生まれてはじめてご家族とお参りした一枚の写真が、その子の仏縁を育てる大きな意味を持つことでしょう。
浄土真宗に尊いご縁を頂いて生を受けたかけがえのない赤ちゃん。是非とも「初参式」をお勧めします。
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回答者: 石上 光鏡
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