A: 質問です。もしあなたがキノコ狩りに出かけたとします。いろんなキノコが生えておりますが、どのキノコが食べられるか、あなたは誰に聞きますか。@キノコ取りの専門家、A親戚、B近所のお宅。さあどうでしょう。
もちろん正解は@のキノコ取りの専門家ですよね。
それと同じような質問が今回のご質問のような気がいたします。
住職・親戚・近所のお宅、この中でお仏壇に関する専門的知識を持っておられるのは住職でしょう。ですから私としては住職さんの指導に従うことをお薦めいたします。
たぶん、親戚や近所のお宅はお仏壇と神棚を同じように考えてそのようなことを言われるのだと思いますが、実際はお仏壇と神棚は考え方が違います。
私たち浄土真宗ですと、お仏壇はご本尊の阿弥陀如来さまに手を合わして、私たちの生死の問題の解決を感謝する場所です。ですから特に身近な人の死をご縁として自らの死を考え、阿弥陀如来の救いを感謝する意味からもお仏壇の扉はいつも開けておきます。
神棚は神道の教えから来ているものです。神道では家に死者が出ますと忌や喪が明けるまで神棚を封鎖いたします。それは神道には死を穢れとする思想があり、神聖な神棚をそのような穢れから遠ざけなければならないという考え方から来ているものだからです。
親戚や近所のお宅はこのような違いをご存じなく、どちらも一緒と考えているようです。
私は、あなたにご縁のある住職さんの意見が正しいと思いますし、そのような指導を行われたことに敬意を表します。
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回答者: 橋本 正信
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