A:
ご法事の日程について、祥月命日より遅れてはならないという話は聞いたことがあります。これは、仏事を忘れてしまうことがないようにとの先人からの戒めだと思います。
少し話しがそれますが、お祝い事は、祝い延ばしといい、良いことだと聞きます。このことから、仏様のことを第一に考え、私たちのことは後に回しても構わないという先人からの言葉として受け止めては如何でしょうか。
浄土真宗では、日の吉凶やまじないなどは、一切気にしません。実際、拙寺でのご法事は、祥月命日よりも先に延ばすこともよくございます。
ご法事は、故人を偲びつつ、有縁の方々が仏様の教えに遇わせていただく大事な機会です。ご質問のように、ご法事を祥月命日よりも先に延ばすことは気になさらずに、皆さんが集まれる日を選んで勤められるのが宜しいかと思います。
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