本の評・紹介ページ


 010   本の紹介  by 宮本義宣


『 親 鸞 と 生 き る 』
紀野一義著  PHP文庫

   1982年に初版されたものだそうです。その後再版されることはなかったのがこの度、文庫化されたものです。

   最初に、直江津の居多ヶ浜の親鸞聖人流罪記念堂の江口茂治老人からの手紙が何通か紹介される形で始まります。篤実な真宗門徒の江口老人の想いと親鸞聖人と共に生きる喜びが、著者とのやり取りから伝わってきます。そのやり取りから、多くを学ぶことがあると感じました。



『 河 童 が 覗 い た イ ン ド 』
妹尾河童著  新潮社文庫

    
こちらも初版は1985年。現在、文庫本になっていて、版を重ねています。

   すごくインドの‘におい’を感じさてくれる本です。インドへ行った人には、「そうそう」とうなずかせてくれる本で、行ったことのない人には、インドはこういう国かと教えてもらえる本だと思います。

   絵がすごくうまくて、文章もすべて手書き。絵は自分の好きなタッチなので、特に気に入ってます。

   






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