本の評・紹介ページ


 015   本の紹介  by 遠山章信


しあわせのたまねぎ
川野陽子著
光文社 
(¥933+税)

  テレビや雑誌などでも数多く紹介されているこのエッセー集。私がこの本に出会ったのはある週刊誌でのインタビュー記事でした。「打倒!乙武くん。」という言葉に誘われて、読んでみると、溢れるエネルギーと笑顔に引きづり込まれてしまいました。早速本を購入して読んでみて、さらなるエネルギーと笑顔を感じました。
 身体に障害を持つ川野さんですが、その心はどこまでも笑顔に溢れ、今を生きる力に満ちています。自分を顧みたときに、恥ずかしさを感じます。でも、そんな私に生きることの素晴らしさを彼女は伝えてくれているのです。
 『幸せのつくりかた』教えます、という本の帯の言葉。みなさんも伝授してもらいませんか。

筆者プロフィール
昭和53年、大分県に生まれる。1歳の時、ウェルドニッヒ・ホフマン病と診断される。6歳で入院、付属する養護学校に入学。以後、入院生活を続けながら中・高等部を卒業する。卒業記念としてエッセー「しあわせのたまねぎ」を執筆、自費出版する。この小冊子を基にエッセイ集として光文社より1997年10月に出版される。

著者のホームページ
http://www.oitaweb.ne.jp/hp/ishigaki/







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