本の評・紹介ページ


 0021   本の紹介  by 竹柴 俊徳

「勇気をくれたこのひとこと」
ディスカバー21編集

2000.03.16

   つらいとき、迷ったときに、自分を励ましてくれたひとことが集められています。最近はやりの共感型癒し系の本とでもいうのでしょうか。私が思うに、言葉というものは、様々な表情を持っています。時には傷つけ、時には励まし、喜ばし、悲しませます。そしてその言葉が一生に大きく影響を与えることもあると思います。その中で、感動できる言葉、それは、自分がそれを美しいと感じ取れる人間であるか、そしてその一言をいってくれる人間が、周りにいてくれるか、この大きな二つの要素がなければ成立しないのです。なにげない事なのですが、そんな事をちょっと考えさせられました。自分もできるだけ多くの感動に出会っていきたいと思います。
 本の中より少しご紹介いたします。

「あなたと出会えてよかった」

*高校卒業のとき、親友にもらった手紙の中にあった言葉。 なんでもできる彼女にコンプレックスを感じていた私だけれど、彼女は彼女なりに私を大切に思っていてくれたことがわかった。


「友だちは悲しみを半分にしてくれる」

「すべての人に好かれる必要はない。すべての人を好きになる必要もない。」

「ともだおれしよっか。」

*わざと明るく振る舞っていた私に相談してきた彼女に「頼りになら ないか もしれないけど、よければ話聞くよ」って言ったら、こんな返事が返ってきた。無理 して頑張ることないんだ、と逆になぐさめられた。


「私もそうだよ。」

*新しい学校に友達ができないことを悩んで、他の学校に行っている友達に「友達ができない」と打ち明けたら、こういう返事が返ってきました。







POSTEIOS研究会 目次へ
一つ上に戻る