本の評・紹介ページ

0043 本紹介



「共生の思想」について

建築家・黒川紀章さん と 作家・なかにし礼さん対談
月刊誌『婦人画報』３月号

　　月刊誌『婦人画報』３月号に，建築家・黒川紀章さんと、作家・なかにし礼さんとの対談が掲載されています。テーマは「共生の思想」です。

　「共生(Symbiosis)の思想」とは、黒川さんが４０年ほど前から提唱されてきた考え方で、異質なもの同士が「対立がありながら求め合うというか、お互いを必要としている」ような在りかた、を意味するようです。黒川さんの着想の原点は、母校・東海学園（浄土宗の宗門校）で聞いた「ともいき（共生）仏教」の話に遡るそうです。

　青年期に学んだ仏教の教えが、世界でも注目される「共生の思想」に結実していったという点に感銘を受けました。


　尚、「共生の思想」については、下記の図書に詳しく紹介されています。

黒川紀章『新・共生の思想−世界の新秩序』
（徳間書店、１９９６）
石上　和敬
ＰＯＳＴＥＩＯＳ研究会 目次へ
一つ上に戻る