本の評・紹介ページ


0050 書籍の紹介


「いのちの教育」関連図書

『「いのちの教育」高校生が学んだ 
デス・エデュケーション』 清水惠美子著、法蔵館

『「生と死の教育」の実践』
古田晴彦著、清水書院


  図らずも、いのちの教育に関する本が二冊出版されました。

  二人の著者には共通点が二つあります。清水さんは本願寺派の僧侶であり、古田さんはキリスト教徒という異なった宗教でありますが、ともによるべき信仰をお持ちになっているということ。そして、お二人とも、中学、高校で生徒に、「いのちの教育」であるとか「生と死の教育」という内容で授業を行っているという二点です。

  出版の趣旨としては、学校現場で、例えば総合学習などの時間でも行うことができるように工夫されています。しかし、学校関係者が読めばいいという次元を越えて、家庭に一冊、お寺に一冊といった様相であります。われわれの進むべき道を示してくれているような2冊であります。

  お寺で何をすればいいのか迷ったときにお薦めです。迷ってなくてもお薦めです。
竹柴 俊徳 
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