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135 大谷光淳新門様東京築地別院に常駐
築地別院の副住職に就任


 今年の4月より本願寺派の新門様、大谷光淳様(30歳)が、新裏方様と共に東京に常駐され執務されることが、2月の宗会で正式に決まりました。新門様ご夫妻が京都以外に拠点を移すのは宗派の歴史で初めてのことだそうです。またあわせて新門様は築地別院の副住職として就任されます。
 報道で、不二川公勝総長は「東京では情報収集と発信が効果的にできる。新門様の常駐は首都圏の活動の大きな柱となる」と話しているとおり、日本の首都である東京にお住まいいただくことは大変有意義なことと思います。

 前門様がご在世の時は、ほぼ毎月親鸞聖人のご命日にあわせて、15日16日に東京においでになり、築地本願寺で法要を御親修され、帰敬式も執行されていました。
 またこの日程に合わせて、各種団体の会合にご臨席されたり、都市開教推進のために、首都圏の開教布教所を視察激励されるなど積極的に活動されていました。

 新門様にはご命日の逮夜日中法要の御親修、1日、16日の晨朝法要、帰敬式の執行は是非行っていただきたいと思います。そして、都市開教にも力を入れられ、開教最前線にいる専従員の声や要望にも耳を傾けくていただきたいと思います。
 また、本願寺発の情報発信については、京都にはあるような宗教記者クラブを築地本願寺に内に設置することも一案かと思います。
 
 以前の前門様の東京ご出向があった当時、ご出向中の会役者、侍僧などは諸役も築地別院職員でまかなっていました。しかし、今度はそうも行かないようです。ご出向講ではなくご駐在ですから諸役(職員)一通り京都から東京に来ることになるのでしょうか。
 そして、はじめてなのが、新裏方様についてです。東京でのお立場はどうなるのでしょうか。
 築地本願寺の法要にご出勤されることになったら、どうしたらいいのでしょうか。どこに着座されるのでしょうか。今までになかったことばかりです。これから整えていかなければならないことがまだありそうです。

 ともかく新門様ご夫妻におかれましては、築地別院が首都圏伝道の中心になり一層機能していくように、東京でしかできないこと、東京でしなくてはいけないことを積極的に取り組んでいただきたいと思います。







白川 淳敬 2008.3.1