「此があれば彼があり、此がなければ彼がない。此が生ずれば彼が生じ、此が滅すれば、彼が滅す」･（中略）･縁起jpはそんな願いから立ち上げられた仏教文化ポータルサイトです。縁起の法がこの世界の成り立ちを言い表すなら、私たちはあらゆることからそれを感じ取ることができるはずです。
みなさんにとってこのサイトがそういう場所になるよう願っています。
と言うことで昨年始まった縁起プロジェクト「縁起.jp」のサービス（SNS、ブログ、仏教デジタルアーカイブス）が５月末日で突然休止になることになった。休止と言ってもおそらく再開も難しいと思う。
多くの縁をもってSNS参加者を得て、仏教系ポータルサイトとして情報発信していこうという意気込みは良かった。ブログなどコンテンツも手の込んだものだった。が、何か魅力に欠けた。いかんせん、SNS参加者が一年近く経っても２５０名足らず。これが数万人クラスの参加者になればタイアップ収入までとれたはずだ。
宗派はこの事業に大きな予算を使っていた。というより、ＩＴ業者に使わされていたというべきか。どういうことをやりたいのかではなく、こんな技術がありますと見せられて、それに乗っていった風がある。
大きな予算を使ってそれに見合う成果が上がらなかったと言うことが問題になった。こういうネット上のことで、門徒が何人増えたかと問われてもそう簡単に結果が出るものではない事が宗派上層部に理解されなかった。そんなこんだで成果も出さずに突然中止になった。
ただし、張り込まれているブログの中でも築地別院輪番と築地別院パイプオルガンのブログはここから築地別院のサーバーに引き抜き継続される。唯一の救いか。
全国の老若男女からのご懇志が泡と消えた。うちから納めた大遠忌懇志もこの中に含まれていると思うと残念でならない。ご懇志を納めていただいたひとりひとりのご門徒の顔が思いうかぶ。
（もうすでにぼろぼろ状態の「縁起.jp」はこちらです。http://www.engi.jp/）
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| 清内路潤 ２００８．５．１６ |
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