POSTEIOS都市開教の最近
2003.07

青葉布教所誕生


    心配された梅雨空も嘘の様に隅々まで青く晴れ渡った水無月末日、横浜は緑豊かな青葉区、源頼朝に追随したという豪族鴨志田一族の領地の一端を借り受け、浄土真宗本願寺派の開教拠点としては40番目の布教所が新たに誕生した。そしてこの誕生を我が事のように心から祝う方々が、全国各地宗門内外から津々浦々新生開教拠点、青葉布教所を一路目指して参集され、その門出を大いに祝しました。開所式においては、当布教所専従員西村信也氏が皆の期待を裏切ることなく、志高く宗門の掲げるスローガン「拓く伝道」の実践第一に、仏法繁盛、念仏弘通、新たなる教線の開拓・拡張に努めることを誓われました。氏の開教にかける熱い思いはとどまる事無く、開所式終了の4日後には実験的新事業の「子育て教室」を開催、講師には九州保健福祉大学教授の小関康之氏を招き、地域の母親に対し、母子関係のあり方の重要性を主張しました。企画としてはアプローチを絞りすぎのようにも思えるので、氏にこのことを問うと、「真宗は老・病・死の解決に対してのアプローチは積極的に展開されていると思う。多くの方々がこれらのことには熱心だ。だから私はあえて自らの活動の方向性をこれから生まれる生に向けてみたいと思う。幼児教育を受ける以前の乳児と母親を対象に。」ということでした。事業が終わった日、氏に感想を尋ねると、いろいろ反省する点は多々あるが、講義を聴く母親の眼差し、言葉への頷きなどから確実に手ごたえは感じ取ったというものでした。

    氏の熱くたぎる思いにこちらが伝染したのか、新人専従員に対する心配はすっかり無くなり、最近停滞気味だった筆者の開教魂が少しばかりHOTした出来事でした。

    その後西村氏は活動記録を広く紹介するために、青葉布教所のホームページ製作に取りかかることになる。

ホームページのアドレスは、
http://www11.plala.or.jp/saihouji/
南無阿弥陀仏   

浄照教会主管 
加藤 孝充 
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